NHKは3日、26年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」の追加キャストを発表し、織田信長役を小栗旬(42)、徳川家康役を松下洸平(37)、柴田勝家役を山口馬木也(51)らが務めることが明らかになった。
今作は、「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」と言わしめた天下一の補佐役・豊臣秀長(仲野太賀)の目線で戦国時代をダイナミックに描く下克上サクセスストーリー。信長役を演じる小栗は「近年もさまざまな解釈が出てきているので(織田信長が)実際にどんな人物だったのかは、いつになっても謎ですが、それでもやはり秀吉や家康に与えた影響というのは、ものすごく大きなものがきっとあったと思いますし、カリスマ性を持った方だったのだろうなという印象を持っております。豊臣兄弟に今後、織田信長がどういう影響を与え、どういう存在として描かれていくのか、非常に楽しみにしております。期待に応えられるよう精いっぱい尽力します」。
豊臣兄弟の前に立ちはだかる家康を演じる松下は「数々の作品で描かれてきた戦国時代に新しい風が吹く瞬間を、楽しく! ご覧いただければうれしいです。『家康、なるほど。その手があったか』と思っていただけるような表現を見つけられたらいいなと思っています。その手とは? 無論、まだ何も考えておりません…。クランクインの日まで、作品のために、そして自分のためになることを学び蓄えておきます」。柴田勝家役の山口も「『鬼柴田』『かかれ柴田』など数々の異名を持つ勇猛果敢な武士、その一方で部下からは親父殿と慕われ忠義も果たす。本当に魅力的な人物だと思います。憧れの武将の1人柴田勝家を演じることができることに興奮してます」とコメントした。
また信長の妹お市を宮崎あおい(39)、明智光秀を要潤(43)、前田利家を大東駿介(38)、浅井長政を中島歩(36)が演じることも発表された。宮崎は「仲野太賀さんを中心として制作されると目にした時、『とてもすてきな大河ドラマになるだろうな』と思っていました。そんな気持ちで眺めていた作品に自分も参加させていただけるとは…しかもお市の方を演じさせていただけること、とても光栄です。信頼するスタッフの方がたくさんいる現場で、良い作品をお届けできるよう全力で向き合いたいと思っています」と話している。