亀井正貴弁護士が30日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)にリモートで生出演。週刊文春が、中居正広氏の女性トラブルに関連したフジテレビの疑惑について訂正記事を出した件についてコメントした。
亀井氏は「もともと文春はですね、第1弾の内容と違う内容を第2弾で出したんだから、ここで訂正してるんじゃないかという弁解が頭の中でイメージとしてあった」と話した。昨年12月26日に発売された週刊文春では中居氏とトラブルとなった女性は、フジテレビ社員に誘われた、という内容だったが、今年1月8日に発売された中では「女性は中居氏に誘われた」と内容が変わっていた。亀井氏は「でも第1弾と第2弾ではインパクトがまったく違う」と述べた。
さらに「第1弾ではフジテレビ社員が中居さんに女性を献上したかのような形になっている。計画性があり、悪意があり、故意がるように見えている」と語った。そして「第2弾は前提、伏線にすぎないので、関連はあるけどインパクトの内容がまるっきり違う」と話した。
亀井氏は「一般の人がどう見るかというと、こういケースは一般の人の注意深さと一般の人の解釈の違いで判断していく」として「文春は、第2弾を読んでない人は第1弾を信じてしまうということを指摘していますが、それだけではなくて、第2弾を読んだ人も第1弾のインパクトが強いですから、バイアスがかかってしまう可能性がある」と連続して記事を読んだ人も第1弾に引っ張られてしまうことを話した。
亀井氏は「訂正は目立つ場所にする必要はあるし、時期も遅いですよね、これは」と語った。訂正記事は橋下徹氏を取材した際に「しれっと誤りを上書きするのは不誠実」と指摘されて出していた。その件に関しては「橋下さんがおしゃっているように“しれっと”というのは、これはマズいと思う。もっと明記することが必要。さらに訂正するならお詫び、反省の意思を明確に示すことによって、場所も全体の文脈が分かるところでやる必要がある」と話した。
訂正文をフジテレビの2度目の記者会見の翌日28日にHP掲載をしたが「おそらく追い込まれてこういう形になった。第1弾のインパクトの強さの認識が甘かった」と断じた。