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森永卓郎さんと講演した2週間前の様子明かす「少し体重が増えたと…」と岸博幸氏


経済アナリストの森永卓郎さんが、ステージ4の膵臓がんとの闘病の末、67歳で亡くなりました。彼は日本テレビ系「ミヤネ屋」のレギュラーコメンテーターを14年間務め、生前の姿を振り返る特集が放送されました。放送ではフリーアナウンサー宮根誠司が、森永さんを「チャーミングでかわいらしい」人物と称賛しました。また、元経産官僚の岸博幸氏は「経済の難しい話を分かりやすくする能力があり、多くの人々に親しまれていた」と語りました。葬儀は近親者のみによる家族葬で行われる予定です。

岸博幸氏(2019年10月撮影)

フリーアナウンサー宮根誠司がMCを務める日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)は29日の放送で、ステージ4の膵臓(すいぞう)がん闘病を続け、28日に67歳で亡くなった経済アナリスト森永卓郎さんを追悼した。

森永さんは14年にわたり同番組のレギュラーを務めており、生前の森永さんの番組でのさまざまな姿をまとめたVTRを放送した。

宮根はVTRの後で「森永卓郎さん、14年間『ミヤネ屋』のレギュラーを務めていただきました」と述べ「湿っぽく送るのは森永さんらしくないと思う」として、この日コメンテーターとして出演し、自身も多発性骨髄腫を患った元経産官僚の岸博幸・慶大大学院教授に、森永さんとの最近の交流について問うた。

岸氏は「1月11日、亡くなられる2週間ちょっと前に森永さんといっしょに講演をした」と明かした上で「その時は、去年に比べて少し体重が増えたとおっしゃっていて。またこれでがんばってくれるかなあと思っていたので。本当に、こんなにユニークな人がこんなにすぐに逝ってしまったのは個人的にすごく、悲しいですね」と語った。

宮根は「経済に関してはブレないんですけど、それ以外のことに関してのモリタクさんというのは、いらないプライドとか、一切、偉そうにしない。チャーミングでかわいらしい人間のかたまりでしたからね」と述べると、岸氏は「経済の難しい話は学者はだれでもしゃべれる。それを分かりやすく説明してくれて、面白おかしく、ほかのこともやってくれる。だからお茶の間の人も森永さんの意見は聞くというのがずっと続いていた。本当にすごい方だった」としのんだ。

森永さんは28日午後1時33分、原発不明がんのため、自宅で亡くなった。同日、所属事務所が発表した。葬儀は近親者のみの家族葬で執り行うという。

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