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安藤優子氏「性を伴う接待、うわさすら聞いたことがない」ワイドナショーでフジテレビ問題語る


ジャーナリストの安藤優子氏は、フジテレビの記者会見対応に強い疑問を呈した。中居正広氏の芸能界引退に伴う一連の報道に関連し、記者会見が制限され批判される中で「報道としての使命を果たしていない」と指摘した。さらに、自身のキャスターとしての経験を振り返り、噂される接待について一切認識がないと述べた。また、港社長の会見についても、カメラやジャーナリストの参加を制限したことが信頼を損なうとし、オープンな会見の重要性を訴えた。

安藤優子(2023年3月撮影)

フジテレビで長年、ニュースキャスターを務めたジャーナリストの安藤優子氏(66)は、26日に放送された同局系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演し、女性トラブルで芸能界を引退した中居正広氏(52)をめぐる同局の一連の対応を、強い調子で疑問視した。

17日に港浩一社長が開いた、出席者や取材方法を限定して猛批判を浴びた記者会見について「自分たちの使命をまったく果たしていない」と指摘した。

「FNNスーパータイム」「FNNスーパーニュース」のメインキャスターや、「直撃Live グッディ!」の総合司会を担当し、長らくフジテレビの「ニュースの顔」として活躍した安藤氏。「私は社員という立場ではなく、フリーとして報道と情報制作の番組をやらせていただいた」とした上で「一部報道であるような、性を伴う接待、そういうものについては1度たりとも…30年近く(フジでキャスターを)やっていたんですけれど、1度たりとも私自身が現認したり居合わせたり、話やうわさすら聞いたことがない。そこは申し上げておこうと思う」と訴えた。

その上で、港社長の17日の記者会見に言及。「私たち報道は、常にカメラを入れた会見を必ず要望する立場。質問者を限定したり、えり好むようなことはすごく批判をしてきたわけじゃないですか」と苦言を呈し「できるだけ会見はオープンにやってくださいと言ってやってきたにもかかわず、先日の港さんの会見はテレビカメラは入れない、記者やジャーナリストも限定的で、とてもクローズだった。テレビメディアとして、自分たちの使命を全く果たしていないことになる」と、ただした。

「(その結果)喚起しなくていい疑念まで喚起してしまったら、会見したことじたいがゼロよりマイナスになってしまう」とも指摘し「自分たちの姿勢をみせるためには、もうちょっと危機管理した上ででやるべきだったと本当に思う」と、当初のフジテレビの対応に疑問を呈した。

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