深川麻衣(33)が25日、東京・新宿バルト9で行われた主演映画「嗤う蟲」(城定秀夫監督)の公開記念舞台あいさつに登壇した。
現代日本の闇に隠されている村社会の実態を暴くヴィレッジスリラーで、スローライフを求めて田舎に移住した主人公・杏奈を演じた。三河をベースにした方言の、架空の村が舞台となっている。
深川は「静岡県出身なんですけど『~だに』とか方言は近い部分があって、地元のことも思い出したりとかして」と回顧。劇中で杏奈は出産を機に心境が変化していく。「素早く抱き上げたりとか、まだ首がすわってない赤ちゃんを安全に抱っこするっていうことで、母親としてのしぐさも染みつくように練習しました」と明かした。
杏奈は、理想のスローライフを求めて都会を離れた。自身の理想の村を聞かれると「ドッグフレンドリーな村があったら移住してみたい」と答えた。愛犬家で「犬と思いっきり触れ合える村があったらいいな。海外旅行に行った時に、ワンちゃんと普通に電車に乗ったり、スーパーとか入れるのを見て、いいなって思ったので」と説明した。
また理想郷でおきてをつくれるとしたら、という問いには「朝仕事をするなら、早くて10時以降からにしなければいけない、がいいですね」と話して会場の共感を得た。早起きは得意だが、睡眠不足にならないよう、朝はゆっくりしたいという。
映画は24日に公開を迎えた。「2年前ぐらいに撮影していたので、やっと昨日から皆さんの元に届き始めたということにすごくほっとしてるし、とてもうれしいです」とあいさつ。若葉竜也(35)田口トモロヲ(67)城定秀夫監督(49)も出席した。