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フジテレビ“やり直し会見”出席者に日枝久氏の名前なし テレビカメラ入れネット媒体も受け入れ


フジテレビは27日に臨時取締役会を開き、港浩一社長を含む幹部の責任や進退について議論する見込みです。企業のCM撤退が続く中、信頼回復と事実関係の明確化を図るため、第三者委員会の設置が決定されました。社員からは経営責任を問う声が強まっており、特に上層部の一新を求める意見が増えています。同日、"やり直し会見"が開かれ、港社長を含む4人の幹部が出席し、前回よりも公開度を高めた形式で行われます。会見はテレビカメラによる撮影を許可し、ネット媒体からの記者も参加します。また、動画配信サービスを通してディレイ付きで配信される予定です。

フジテレビ本社(2016年撮影)

フジテレビが27日に臨時取締役会を開くことが24日、分かった。港浩一社長(72)を含めた幹部の責任や進退について議論するとみられる。企業のCM撤退などが相次いでおり、第三者委員会の設置などで事実関係の明確化と信頼回復を急ぐ中、23日に行われた社員向け説明会では早期の経営責任を問う声が噴出していた。

また、同局は同日、27日に開催する“やり直し会見”の詳細を発表し、港社長ら4人が出席すると発表した。フジサンケイグループ代表で、同局取締役相談役の日枝久氏(87)の名前はなかった。

閉鎖的だと批判が殺到する形となってしまった17日の定例会見とは変わり、フルオープンで行う。前回は許可されなかったテレビカメラが入るほか、記者クラブに加盟していないネット媒体も受け入れる。プライバシーを考慮し、10分のディレイ(遅れ)を付けて動画配信サービス「TVer」や同局系ニュースサイト「FNN プライムオンライン」でも配信。透明性がある開けた会見となる。

前回、出席した港社長をのぞき局側の出席者も変更された。嘉納修治会長(74)遠藤龍之介取締役副会長(69)フジ・メディア・ホールディングスの金光修代表取締役社長(70)の計4人が出席する。23日の臨時取締役会で第三者委員会の設置を決定したものの、同日の社員説明会では社員から悲痛な訴えが噴出。「港社長たちが退任しないと会社は変わらない」と上層部の一新を求める声は日増しに大きくなっている。

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