フジテレビは23日、同局系「Live News イット!」(月~金曜午後3時45分)で、親会社のフジ・メディア・ホールディングスの臨時取締役会を終えた金光修社長が記者に取材対応する状況を生中継した。
東京・国道357号線でのあおり運転を伝えていた午後5時46分、画面が切り替わり、フジ・メディア・ホールディングス出席した金光社長の会見の映像に切り替わった。
日本弁護士連合会が策定したガイドラインに準拠する第三者委員会の設置を決議したと明かした上で「フジ・メディア・ホールディングスの立場でお答えしますけど、今回の議題はこの1点」と語った。
17日の記者会見で発表した第三者を中心とした調査組織から一転、第三者委員会設置に転じた理由として「記者会見をやった時点で、フジテレビとフジ・メディア・ホールディングスの関わり方としては同時にやっておりましたが、主体的にはフジテレビが中心に作業を進めていました。それでホールディングスとして、親会社として記者会見をやってるかたわらで、どういう調査をすべきかを水面下で研究していた、考えていた。という状況でありますので、その時点ではどういう第三者委員会になるかは決定していなかった。その日弁連のガイドラインに従った第三者社員会も選択肢の中に入ってましたけど、そこに決定する段階ではなかったということで、ああいう決定になったんだと思います」と説明した。
フジテレビは17日、昨年12月に中居の女性トラブルが報じられて以降、初めて会見を行った。港社長が冒頭で「多大なご心配、ご迷惑をおかけし、説明ができていなかったことをおわびします」と謝罪し、これまでの経緯などについて説明。外部の弁護士を中心とした調査委員会を立ち上げて、社員の関与の有無などを検証する方針を示した。一方で、具体的対応などに関する質問には調査を理由に、回答を控える場面が目立った。