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野口健氏「単なるイチャモンなのでは」イーロン・マスク氏の“敬礼”物議に疑問


アルピニスト野口健氏は、イーロン・マスク氏のジェスチャーがナチスの敬礼に似ているとの批判に対し、自身のXで異議を唱えました。野口氏は、マスク氏が演説で右手を伸ばしたことを指摘されているが、それは単なるイチャモンに過ぎず、会場全体に向けたポーズだったと考えを述べました。また、他の政治家も同様のジェスチャーをしている画像を示し、手や腕の動きに特定の角度の定義をしなければ誤解を招く可能性があると皮肉を交えコメントしました。過剰反応は避けるべきだと主張しています。

野口健氏(2024年11月撮影)

アルピニスト野口健氏(51)が22日、自身のX(旧ツイッター)を更新。

米実業家イーロン・マスク氏がトランプ米大統領の就任イベントで見せたしぐさをナチス・ドイツの敬礼のようだと指摘するSNS上の声に異を唱えた。

野口氏は、マスク氏が演説の際に右手で自身の胸をたたいてから右腕を斜め上に向けて力強く伸ばしたジェスチャーがネット上で物議をかもしていることを報じた記事を引用。「これは単なるイチャモンなのでは。会場の上の方にも観衆が詰めかけており、そちらに向かってポーズをとったように見えました」と私見を述べ、「過剰反応はかえってナチスを意識しネオナチ連中を喜ばせるだけなのでは???」と疑問を呈した。

その後のポストでは、ヒラリー・クリントン元国務長官やバラク・オバマ元大統領らが演説時に腕を斜め上に伸ばした画像を貼り付け、「何が違うのかな???角度の違い???だとするならば分度器が必要。何度以上、何度未満という定義を作らないと有らぬ疑いをかけられてしまう。僕も講演中、かなり手が動いているようですが、無意識に動いているから気をつけないと」とコメント。

続けて「対策としては分度器を脇の下に挟んでトークをするのかな???いや、トーク中に本人は分度器を見る事は出来ないので、スタッフが真横でしゃがみながらトーク中に分度器をずっと確認するのか。それはそれで変な世の中」と皮肉交じりにつづり、「いずれにせよ過剰反応はやめた方がいい」とした。

マスク氏も21日、Xで自身のしぐさに対する指摘に「正直に言うと、もっといい汚い手口が必要だ。『みんながヒトラーだ』という攻撃はうんざりだ」と投稿した。

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