舞台「千と千尋の神隠し」が中国・上海での上演が決定したことが19日、分かった。
会場は上海文化広場で、上演期間は7月14日から8月3日。キャストは追って発表される。
同舞台は22年2~3月にかけて帝国劇場で初演されると好評を博し、24年には4月から6月にかけ国内ツアー、並行して4月~8月にロンドン・コロシアムで135公演が上演されるなど、世界的に高い評価を得た人気作だ。
今回の会場となる上海文化広場は、主要施設がすべて地下にあることが特徴で、地下型の劇場としては世界最大の規模を誇る劇場。席数は1949席、主に国内外の演劇やミュージカル、バレエなどが上演されており、日本人キャストによる日本語での中国上演としては演劇史上最大規模となる。
製作の東宝演劇にとって海外上演は、過去多数あるが現地キャスト・現地語上演の形で行ってきたため、今回のように日本上演時のプロダクションがロンドンに続き、中国において日本語による演劇を上演することは、東宝としても初挑戦となる。