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東映ラインナップ発表 妻夫木聡・広瀬すず共演作 異色のアニメ作品も


東映は16日、今年の映画ラインナップを発表した。注目の実写映画には、大泉洋主演の時代劇「室町無頼」が公開される。このほか、鈴木亮平と有村架純が兄妹役で共演する「花まんま」や、妻夫木聡と広瀬すずが出演する「宝島」も注目を集める。「宝島」は戦後の沖縄を舞台に、若者たちの生きざまを描いた作品である。アニメ作品では、人間と人魚の交流を描く「ChaO」や、太平洋戦争末期の激戦を題材にした「ペリリュー-楽園のゲルニカ-(仮題)」が2023年に公開予定で、それぞれ異文化交流や史実の残酷さをテーマにしている。

東映ラインナップ発表会で、「東映」ポーズをとる、左から五十嵐真志プロデューサー、田中栄子プロデューサー、吉村文雄社長、前田哲監督、久慈悟郎監督(撮影・千葉一成)

映画会社の東映が16日、今年のラインアップも発表した。

実写映画では17日公開の大泉洋主演の時代劇「室町無頼」からスタート。4月公開の「花まんま」の前田哲監督は「(兄妹役の)鈴木亮平さんと有村架純さんは前世ホントに兄妹だったんじゃないか、というくらい息が合っていました。僕の演出なんてまったく必要ない素晴らしい演技でした」と話した。

9月公開で妻夫木聡、広瀬すずらが出演した「宝島」の大友啓史監督は「戦後の沖縄を舞台に若者たちに『生きろ!』と訴えかけるような作品です。僕も原作(真藤順丈作)に突き動かされるように撮りました」と振り返った。

アニメ作品では、夏公開「ChaO」の田中栄子プロデューサーが「笑える作品だと思いますが、人間と人魚の出会いを通して、出会える奇跡と異文化交流のたいせつさを描いたつもりです」と話した。

12月公開のアニメ作品「ペリリュー-楽園のゲルニカ-(仮題)」の久慈悟郎監督は「太平洋戦争末期に激戦があった小さな島の物語です。1万人中34人しか生き残れなかった史実を原作の武田一義さんはかわいらしいキャラクターで、しかも残酷に描いている。それをどうやって映像化しようかと、今から緊張しています」と話した。

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