「キャベツが500円って異常」岸博幸氏が懸念「簡単には下がらないのでは」

岸博幸氏（2019年10月撮影）

元経産省官僚で慶大大学院教授の岸博幸氏が9日までにX（旧ツイッター）を更新。野菜などの値段が高騰している現状に言及した。

岸氏は「今日のミヤネ屋で話したけど、キャベツが500円って異常」と切り出し、「物価も所得水準も日本の2倍以上のNYでもキャベツは4ドル（600円台）」と米ニューヨークの現状と比較。「この異常な値段は、天候などの季節要因に加え、燃料費高騰や人手不足など構造要因も影響しているはずなので、米と同様に野菜の価格も簡単には下がらないのでは」と推測した。

続けて「そう考えると、政府は電力、ガス、ガソリンに止まらず、物価高騰を抑える政策に真面目に取り組むべきでは」と政府に対応を求め、「そもそも円安を早く是正すべきだし、野菜について言えば、農家へのコスト高騰を抑える補助の強化など、やれる対策はあるはず」と提言した。