歌舞伎俳優坂東玉三郎(74)が3日、大阪松竹座(大阪市中央区)で開幕した「坂東玉三郎 初春お年玉公演」に出演した。
大阪松竹座では5年連続の正月公演。舞踊と「口上」で新年をことほぐ「初春お年玉公演」の演目は、地唄舞「残月」と、約36年ぶりの上演となる舞踊劇「長崎十二景」。
「残月」の幕が上がると玉三郎が命のはかなさを静かに表現し、月夜に白地の衣装が映え、華麗に舞う姿に観客はうっとり見入った。
8日まで上演される「初春お年玉公演」に続き、11日から玉三郎は、片岡仁左衛門との「初春特別公演」(11~26日)で「於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)」と「神田祭」を披露する。