俳優大泉洋(51)が29日、NHK「ファミリーヒストリー」(水曜午後8時)に出演。ほとんど知らなかったという母方の祖先に思いをはせた。同番組は家族の系譜から当人へつながる歴史を深掘りする企画。
戸籍によると、洋の曽祖父にあたる清水肇さんは愛媛県で暮らし、伊予鉄道に勤めていた。若かりし頃は日露戦争に出征しており、最前線に何度も突撃していたという。壮絶な肉弾戦が繰り広げられる中、肇さんは九死に一生を得て、定年まで松山市駅の駅長を務めていたことが判明した。
さらに洋の祖父にあたる清水泰さんは伊予鉄道電気株式会社に勤務。電気事業に従事するも第1次上海事変により出征し、敵から放たれた銃弾が泰さんの左腿を貫通する大けがを負った。
泰さんはその後も第2次上海事変により出征するなど、戦場と会社を行き来する生活を送り、終戦まで5度も召集がかかったという。
洋は「本当に、よくつながったなと思いますね、私の命がね。生き方を変えたいな、と思いました」と話していた。