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【映画大賞】侍タイムスリッパー10年ぶり作品賞、主演男優賞、監督賞の3冠/受賞一覧まとめ


2024年の日刊スポーツ映画大賞で、映画『侍タイムスリッパー』が作品賞、主演男優賞、監督賞の3冠を達成しました。この快挙は、『永遠の0』が同様の3冠を受賞して以来、10年ぶりのことです。草笛光子は91歳で主演女優賞を受賞し、最年長記録を更新。また、中西希亜良は最年少13歳で新人賞を受賞しました。その他の受賞者には、助演男優賞の藤竜也、助演女優賞の山田杏奈、外国作品賞の『関心領域』、石原裕次郎賞の『ラストマイル』、特別賞の西田敏行などが名を連ねています。受賞者は公式YouTubeチャンネルで発表されました。

(C)2024未来映画社

<第37回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原音楽出版社協賛)>

全国1館から380館超に拡大公開など、今年の日本映画界を席巻した「侍タイムスリッパー」が、作品賞を受章した。27日に日刊スポーツ公式YouTubeチャンネルでプレミア配信された「受賞者・作品発表特別番組」内で発表された。

主演男優賞の山口馬木也(51)、監督賞の安田淳一監督(57)と合わせて3冠を達成。作品賞、主演男優賞、監督賞の3冠は、第27回で「永遠の0」が作品賞、岡田准一(44)の主演男優賞、山崎貴監督(60)の監督賞で受章して以来、10年ぶり。

また、草笛光子が「九十歳。何がめでたい」で主演女優賞を受章した。91歳での主演女優賞の受賞は、1995年(平7)の第8回で「午後の遺言状」で受賞した杉村春子さんの89歳を超え、最年長記録を樹立した。

新人賞は「ぼくのお日さま」の中西希亜良が、史上最年少13歳で受賞。1988年(昭63)の第1回で「ラブ・ストーリーを君に」で受賞した後藤久美子、98年の第11回で「アンドロメディア」で受賞したSPEED(島袋寛子)、20年の第33回で「ミッドナイトスワン」で受賞した服部樹咲の14歳を更新した。

▽受賞一覧

作品賞 「侍タイムスリッパー」(安田淳一監督)

監督賞 安田淳一(57=「侍タイムスリッパー」)

主演男優賞 山口馬木也(51=「侍タイムスリッパー」)

主演女優賞 草笛光子(91=「九十歳。何がめでたい」)

助演男優賞 藤竜也(83=「大いなる不在」)

助演女優賞 山田杏奈(23=「ゴールデンカムイ」、「正体」)

新人賞 中西希亜良(13=「ぼくのお日さま」)

外国作品賞 「関心領域」(ジョナサン・グレイザー監督)

石原裕次郎賞 「ラストマイル」(塚原あゆ子監督)

石原裕次郎新人賞 齋藤潤(17=「カラオケ行こ!」「瞼の転校生」「室井慎次 敗れざる者」「-生き続ける者」)

特別賞 西田敏行さん

◇  ◇  ◇

◆選考会 11月23日に東京・築地の日刊スポーツ本社で実施。選考対象は昨年12月~今年11月の公開作品。

▼選考委員(敬称略、50音順)石飛徳樹(朝日新聞記者)伊藤さとり(映画パーソナリティー)笠井信輔(フリーアナウンサー)神田紅(講釈師)河内利江子(石原音楽出版社)駒井尚文(映画.com編集長)品田英雄(日経BP総研客員研究員)寺脇研(映画評論家)橋本亮(共同通信記者)服部宣之(テレビ朝日ストーリー制作部長)福島瑞穂(参院議員)

▼日刊スポーツ選考委員 相原斎(映画大賞事務局)村上久美子(西日本写真部長)中島正好(東京本社文化社会部次長)村上幸将(同映画担当)

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