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【映画大賞】草笛光子、初の主演女優賞「こんなに素晴らしいお花を…素晴らしいスタッフでした」


91歳の女優、草笛光子が第37回日刊スポーツ映画大賞で主演女優賞を初受賞しました。主演映画「九十歳。何がめでたい」では、年代を超えたチャーミングな毒舌小説家の役を演じ、その演技が高く評価されました。今回の受賞は、1995年に杉村春子さんが89歳で受賞した歴代最高齢を更新する快挙です。草笛は、「素晴らしいスタッフのおかげ」だと受賞の喜びを語りました。彼女はテレビ、ミュージカル界でも長いキャリアを持ち、多くの賞を受賞しています。また、映画では90歳の作家が人生を再び変えていく物語が描かれています。

主演女優賞に輝き笑顔をみせる草笛光子(撮影・横山健太)

<第37回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原音楽出版社協賛)>

草笛光子(91)が初の主演女優賞を受賞した。27日に日刊スポーツ公式YouTubeチャンネルでプレミア配信された特別番組内で発表された。

草笛は主演映画「九十歳。何がめでたい」(前田哲監督)では、毒舌小説家をチャーミングに演じた。主演女優賞は人生初の栄誉。日刊スポーツ映画大賞の主演女優賞では、1995年(平7)の第8回、「午後の遺言状」で受賞した杉村春子さんの89歳を上回る最高齢受賞となった。

▽草笛光子の受賞コメント

ありがとうございます、こんなに素晴らしいお花をいただきまして。もう、素晴らしいスタッフでしたから。それだけのことをしていただいて、私が(ここに)立って「ありがとうございました」と言える。これが、すごいことです。

主演女優賞、(真顔で)何がめでたい?

◆草笛光子(くさぶえ・みつこ)1933年(昭8)生まれ、神奈川県出身。50年松竹歌劇団に入団。58年、テレビ草創期の音楽バラエティー「光子の窓」の司会に。60年に作曲家の芥川也寸志氏と結婚も2年で離婚。テレビドラマでは石井ふく子プロデュース、橋田寿賀子脚本作品に多く出演。ミュージカル界のパイオニアであり、「私はシャーリー・ヴァレンタイン」などで芸術選奨を3度受賞。

◆九十歳。何がめでたい 断筆宣言をし、鬱々(うつうつ)と日々を過ごす、90歳の作家・佐藤愛子(草笛)。ある日、中年のさえない編集者・吉川真也(唐沢寿明)が執筆依頼を持ち込む。エッセーは大反響を呼び、愛子の人生は90歳にして大きく変わり始める。

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