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高須幹弥氏「絶対に許されない行為」“医師の倫理”めぐりしかられた経験回想


美容外科医の高須幹弥氏が、解剖研修に関する自身の経験をYouTubeで語った。解剖実習に使われる献体について、高須氏は「多くの方が自発的な意志で医学発展を支えるために体を提供している」と説明し、「提供者に対して永続的な敬意を払うべき」と語った。彼は高校時代に、医師の倫理を巡る校長とのやり取りを振り返り、「壁に耳あり」の遊びをした医学部生が退学した話を聞き、当時は厳しいと感じたが、後にその経験が大切だったと理解していると述べた。

高須克弥氏(2019年12月撮影)

美容外科高須クリニック統括院長の高須克弥氏(79)の息子で、ユーチューバーとして登録者数約71万人を誇る同クリニック名古屋院院長の高須幹弥氏(49)が25日までにYouTubeチャンネルを更新。女性美容外科医が解剖研修の写真をSNS上で公開した問題をめぐり、自身の経験などを語った。

幹弥氏は、医学部等での解剖実習における献体について「多くの場合はボランティアで、自分の意志で自分の体、自分が死んだ時に献体しますっていう方がいてくださる。そういう方で成り立っているのが解剖実習」と説明。「献体をされる方っていうのは、すごく大きな決断をされたと思う。純粋に医学の発展のために、学生さんに自分の体を使って勉強してもらいたいっていう気持ち、社会貢献のため、世の中のために献体してくださったと思う」とし「(献体した)その方々に死ぬまで敬意を表しないといけないと思っている。なので献体に関して不謹慎なことをするっていうのは絶対に許されないこと」と思いを語った。

しかし自身も医学部進学を目指していた高校時代には、“医師の倫理”をめぐって教師に厳しくしかられた経験があるという。その教師から「(医学部の)解剖実習のときにご遺体の耳を切り取って壁にくっつけて『壁に耳あり』ってやった生徒がいた。その生徒は退学になった」という話を聞かされるも「せっかく努力して勉強して医学部に入ってたのに、そこで『壁に耳あり』で退学って厳しすぎるんじゃないか?」と疑問を抱いたという。それでも教師から「医者の倫理としてそれをやってはいかないことがわからないのか!」と怒鳴られたことを振り返り「ショックを受けたしプライドも傷つくんですけど、その時、先生にしかられて本当に良かったと思う。今となってはその行為が絶対に許されないということがわかる」と、間違ったことをしかられる大切さについても説明した。

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