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ジョニー・デップ元妻アンバー・ハード、性的嫌がらせ告発女優に共感「私はこれを直接見た」


ジョニー・デップの元妻、アンバー・ハードが、ブレイク・ライブリーがジャスティン・バルドーニから性的嫌がらせを受けたとする訴訟に共感を示した。ライブリーは、映画での共演者で監督も兼任するバルドーニが、報復としてメディアを操作し彼女の評判を傷つけたと訴えている。ハードも自身の体験から、ソーシャルメディアが真実を覆い隠す場となると指摘、ライブリーを支持。ハードは過去にデップとの名誉毀損裁判で敗訴し、メディア操作に直面した経緯を語った。バルドーニの弁護士は訴訟を否定、しかしライブリーは仲間から支持を得ている。

ジョニー・デップ(左)と元妻アンバー・ハード(2015年1月撮影)

米俳優ジョニー・デップ(61)の元妻で女優のアンバー・ハード(38)が22日、共演者から性的嫌がらせを受けたと告発して提訴した女優ブレイク・ライブリー(37)への共感を示した。

ライブリーは、米映画「ふたりで終わらせる IT ENDS WITH US」(24年)で相手役を演じ、監督とプロデューサーも兼任したジャスティン・バルドーニ(40)から性的嫌がらせを受けた後、不適切行為に対して意見したことへの仕返しにメディアやSNSを利用して自身の評判をおとしめるよう操作したと主張している。

この報道を受け、22年にデップへの名誉毀損(きそん)裁判に敗訴して以降、スペインに移住してハリウッドから遠ざかっているハードが、米NBCニュースに「ソーシャルメディアはうそが真実になる場所」「私はこれを直接見た」と語った。

ライブリーが提出した訴状によると、バルドーニが報復的な社会操作キャンペーンのために雇った専門家は、デップが過去にハードに対する名誉毀損裁判で雇った危機管理担当と同じ人物だった。そのため、ハードはNBCニュースへの独占声明の中で「ソーシャルメディアは、昔から『真実が靴を履く前に、うそは世界を半周する』ということわざをまさに体現している。私はこれを直接、間近で見てきた。恐ろしいだけでなく、破壊的」と述べ、自身も被害者だったと主張した。

16年に離婚を申請したデップからDVを受けたと主張していたハードは、自身に対するネットの誹謗(ひぼう)中傷キャンペーンを受けて陪審員が全員一致でハードがデップの名誉を毀損したと認定したとの認識を示す形となった。

バルドーニの弁護士は、訴訟は「虚偽」であるとしてライブリーを非難している。一方で「旅するジーンズと19歳の旅立ち」(08年)で共演した女優アメリカ・フェレーラら俳優仲間からはライブリー支持を表明する声が上がっており、バルドーニは厳しい立場に立たされている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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