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【M-1】令和ロマン、今後の出場はケムリ「しばらくない」くるま「8年あるので」史上初の連覇


「M-1グランプリ2024」で令和ロマンが史上初の連覇を果たし、第20代王者に輝いた。漫才コンビは最終決戦でバッテリィズと真空ジェシカを制し、過去最多の1万330組の中から優勝。賞金1000万円を手にした。優勝後、高比良くるま(30)は「去年の倍うれしいです!」と喜びを語り、松井ケムリ(31)は「悔いなくやれました」と安堵を示した。今後の大会出場については、松井は「しばらくはない」とし、高比良は「ラストまで8年あるので」と今後の展望に笑いを交えた。不利とされる1次ラウンドトップバッターを2年連続で務めながら、形式を変えた漫才で爆笑をさらい、審査員からも高評価を得た。昨年の賞金は高比良が受け取り、今年は松井が受け取る予定だという。

「M-1グランプリ2024」で史上初の大会連覇を達成した令和ロマンの高比良くるま(左)と松井ケムリ(撮影・足立雅史)

結成15年以内で争う漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2024」決勝が22日、都内で行われ、令和ロマンが史上初の2連覇で第20代王者に輝いた。バッテリィズ、真空ジェシカとの最終決戦を制した。過去最多1万330組の頂点で賞金1000万円などを手にした。

優勝が決まると2人は両手でガッツポーズし、握手。昨年優勝後すぐに、次回出場を宣言しての連覇に高比良くるま(30)は「去年の倍うれしいです!」。松井ケムリ(31)も「悔いなくやれました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

会見では今後の出場について、松井は「しばらくはない」と語り、高比良は「ラストまで8年あるので。いつ出てくるんだろうという恐怖で市民を震え上がらせたい」と笑いを誘った。

不利とされる1次ラウンドトップバッターを2年連続で務めながらの偉業達成。審査員のかまいたち山内健司は1本目がしゃべくり、2本目がコントと形式を変えた漫才で爆笑をさらった点を評価し「圧巻でした」と称賛。昨年も同じ並びで優勝しており、高比良は「出番順関係なく今年も同じ形でいこうと。さらに高めることができた」とうなずいた。

昨年賞金は全て高比良がもらっており、今年は松井が受け取る予定という。松井は「何とかトントンにすることができました」と笑顔。「王者として1年間大きな舞台も多く経験できたので、それが厚みにつながったのかな」と力を込めた。【松尾幸之介】

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