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長嶋一茂が渡辺恒雄さんをしのぶ「本当に感謝しかないです」


元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が、98歳で亡くなった読売新聞グループ本社の渡辺恒雄氏に感謝の意を表しました。長嶋は渡辺氏を「野球界や社会に多大な影響を与えた愛国者」と評し、「発言が物議を醸したこともあったが、渡辺氏の根底には奥さまや日本への愛があった」と語りました。また、渡辺氏の過去の発言に触れ、「第2次大戦当時の批判もすべて道理に合っていた」と振り返り、彼の存在の大きさを強調しました。渡辺氏は巨人のオーナーや日本新聞協会会長を歴任し、肺炎のため東京都内の病院で亡くなりました。葬儀は近親者のみで行われる予定です。

長嶋一茂(2019年11月撮影)

元プロ野球選手のタレント長嶋一茂(58)は20日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、19日に98歳で亡くなった読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄さんに、感謝の思いを口にした。

番組では、かって一茂が渡辺さんにインタビューした際の映像を含めて、ありし日の渡辺さんのさまざまな側面を報じた。

「野球界ではあまりにも大きな存在でした」と番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一に語りかけられた一茂は、「政治記者としてジャーナリストとして、社会にこれだけ影響を与えた方は、僕はいないのではないかと思う。本当に愛国者で、今後の日本を常にうれう最大の方だったと思うし、うれうだけでなく行動を伴える方は、(ほかに)いなかった」と振り返った

渡辺氏の過去の発言を念頭に「こういう方だからいろんな発信が物議を醸したこともありましたが」と振り返りながらも「人というのは、立体的に見ないといけないと思う。渡辺さんのベースには、奥さまへの愛、日本への愛がありました」と回顧。「いろんな、たくさんの話をさせていただいたが、(第2次大戦当時の)日本軍の話もされていた。あのときの軍幹部への批判も含めて記憶していますが、すべて道理にあっていた」とも口にし、「本当に感謝しかないです」と語った。

プロ野球巨人のオーナーや日本新聞協会会長なども歴任した渡辺さんは19日午前2時、肺炎のため東京都内の病院で死去した。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は長男睦(むつみ)さん。後日、お別れの会が開かれる予定。

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