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中村隼人「眼目は気絶です」頼りない同心演じる1月歌舞伎座「大富豪同心」取材会でPR


歌舞伎俳優の中村隼人は、2024年1月に東京・歌舞伎座で上演される新作歌舞伎「大富豪同心」の取材会に出席しました。この作品は幡大介の小説を原作とし、隼人が以前NHKのBS時代劇シリーズで主演したこともある重要な作品です。隼人は、この役が自分の役者人生に大きな影響を与えたと語り、妥協せず全力を尽くす姿勢を示しました。彼が演じる卯之吉は、大富豪の孫で頼りない同心で、劇中では刀を見て気絶するシーンやダンスの場面も歌舞伎化される予定です。さらに、隼人は卯之吉にそっくりな将軍の弟、幸千代役も演じ、早替わりで一人二役を披露します。演出を担当する松本幸四郎は、隼人の魅力を存分に引き出したいとし、全体の総踊りや11回の早替わりも見どころです。

「壽初春大歌舞伎」夜の部「大富豪同心」の取材会に出席した、左から尾上菊之丞、中村隼人、松本幸四郎

歌舞伎俳優中村隼人(31)が16日、都内で「壽初春大歌舞伎」(1月2~26日、東京・歌舞伎座)夜の部で上演する新作歌舞伎「大富豪同心」の取材会に出席した。

原作は幡大介さんの小説で、隼人はNHKBS時代劇の同名シリーズでも主演しており「役者人生にすごく影響を与えた作品ですので、妥協なく、全身全霊でいいものを作りたい」と話した。演出を手がける松本幸四郎は「隼人君ここにありというものを作りたい」とした。

大富豪の孫である卯之吉は同心として働くが、周囲がこぞって助けたくなるほどの頼りない人物。隼人は「ドラマでは刀を見ると気絶してしまうというようなところや、小判をばらまくシーンや、ダンスのシーンもございました。どういうふうに歌舞伎に落とし込んでいくのかが楽しみ。眼目は気絶です」と話した。

さらに、原作が31巻と長大なことに触れた隼人は「1回目の作品をしっかり作り、続編になったらうれしいという思いがあります」と期待を込めた。卯之吉とうり二つの、将軍の弟幸千代も演じ、2役早替わりも見どころとなる。幸四郎は「総踊りがありますし、(早替わりは)予定では11回」と明かした。

演出、振り付けを手がける尾上菊之丞も出席した。

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