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「倫子さま」トレンド入り「光る君へ」最終回で見せた正妻のはからいに「泣ける」「只々感服」


NHK大河ドラマ『光る君へ』の最終回が放送され、ネットでは藤原道長の正妻である源倫子が注目された。物語は、紫式部が藤原道長への秘めた情熱を背景に『源氏物語』を紡ぐ過程を描いている。最終回では、吉高由里子演じるまひろが倫子から道長との関係を問われ、2人の過去を話し合うシーンが展開された。道長の最後を看取ったのはまひろではなく倫子であり、彼女の器の大きさや愛情深さが視聴者を感動させた。SNSには「倫子さま見てたら泣ける」や「彼女の正妻力に感服」などのコメントが多数寄せられた。黒木華の演技が倫子の感情を見事に表現したと称賛された。

黒木華(2024年3月撮影)

吉高由里子(36)が主演するNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜午後8時)の最終回「物語の先に」が15日、放送された。放送終了後、藤原道長の嫡妻、源倫子の名前「倫子さま」が、インターネット上のトレンドワードに急浮上した。(以下ネタバレあり)

同ドラマは、吉高演じる平安時代の女流作家、紫式部を主人公に、1000年の時を超えて現在も読み継がれる長編小説「源氏物語」を生み出した波乱の一代記を描いた作品。紫式部が、時の権力者、藤原道長(柄本佑)への思いや秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君の物語をつむいでいくストーリー。「ラブストーリーの名手」といわれる大石静さんが、脚本を担当した。

倫子は、黒木華(34)が演じた。この日の放送では、吉高演じるまひろが、倫子から道長との関係を問いただされ、2人のこれまでを打ち明ける。倫子はすべてを知った上で、死期が迫る道長に「会ってやっておくれ」とまひろに頭を下げて頼み、まひろが病床にある道長の元に通い、2人の思い出にちなんだ物語を口述するシーンが描かれた。また、道長の最期をみとったのはまひろではなく倫子、というシーンも描かれた。

SNS上には「倫子さま見てたら泣ける」「倫子さまの器の大きさに只々感服しました」「最終回、出来すぎ 正妻倫子さまは最後まで出来すぎ」「倫子さま最終話のラスボス感半端なかった」「倫子さますごいわほんま」などのコメントが寄せられた。

倫子がまひろに「殿の妾(しょう)になってくれない?」と語りかけるシーンもあり「倫子さま、まひろに対して圧倒的正妻力を見せつつ、でも倫子が愛した道長のためにできることを…、というシーンが染みた」「この最終回に、倫子さまを気高く心から道長を愛した賢い女性として描いた事を評価したい 道長の命を少しでも長くこの世につなぎ止めたいと、まひろに頭を下げるところで今日いちばん泣いた」などのコメントも。倫子を演じた黒木の演技をたたえる声も多かった。

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