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八代英輝弁護士「氷砂糖と覚醒剤の結晶は非常に似ている」紀州のドン・ファン殺害容疑裁判に言及


和歌山県の資産家野崎幸助さん殺害事件で、元妻の須藤早貴被告が無罪とされたことについて、弁護士の八代英輝氏がコメントしました。問題となったのは証拠の「氷砂糖」が覚醒剤に酷似しているという点で、これは判決文を書く際の癖に過ぎず、「氷砂糖であった可能性は否定できない」との判断が示されました。ここでの重要な点は、覚醒剤であると断定できない証拠不足が決定的だったということです。公開された判決書に対して、MCの恵俊彰は証拠物の物理的な類似性とその影響に驚いた様子を見せました。

八代英輝弁護士(2012年7月撮影)

弁護士の八代英輝氏(60)が13日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に生出演。「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家野崎幸助さん(当時77)に覚醒剤を飲ませて殺害したとして殺人罪に問われた元妻須藤早貴被告(28)の裁判員裁判で、和歌山地裁が無罪判決を言い渡したことについて言及した。

地裁は、須藤被告が入手したものが「氷砂糖であった可能性は否定できない」とした。八代氏は「これは判決文を書くときのクセだと思います」とした上で、「氷砂糖と覚醒剤の結晶、って非常に似ているんですよ。見分けつかない、外見から」と説明した。出廷した密売人2人のうち1人が、被告に売ったのは覚醒剤ではなく氷砂糖だったと証言し、殺害方法の検察側立証が揺らいでいた。

八代氏は「ここの判決文で問題なのは、覚醒剤か氷砂糖か、ではなくて、覚醒剤と確定できない、っていうこと」とし、「覚醒剤であると断定できない、ということを正確に書く部分が、判決文を書くクセで、氷砂糖だった可能性も排除できないってことになったんだと思います」と話した。

MC恵俊彰(59)は「なんとなく知識もないと、氷砂糖なんて嘘八百って意味かなと思っていたら。結晶、似てるんだ」とあらためて証言の重みについて感心していた。

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