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【THE W】女王にぼしいわし「勝てないと言われてた」漫才で勝ち切る 次の目標はM-1優勝


10日に行われた「女芸人No.1決定戦 THE W 2024」の決勝で、にぼしいわしが優勝を果たしました。香空にぼしと伽説いわしのコンビは、忠犬立ハチ高、紺野ぶるまとの最終決戦を制し、フリーのコンビとして初の栄冠を手にしました。結成12年目、4度目の決勝進出で見事優勝を勝ち取ったにぼしいわしは、過去に事務所所属経験もありましたが、協調性がないためフリーへと転向。この日はマネジャーを持たず友人と共に大会に臨みました。優勝後、「これからもお笑いライブを中心に活動を続け、認知度を上げていきたい」と語り、将来的な目標にM-1グランプリの優勝を掲げています。大会には過去最多の903組が参加し、審査は麒麟の川島明らが担当しました。

THE Wで優勝した、にぼしいわしの香空にぼし(左)と伽説いわし(撮影・鈴木正人)

女性芸人日本一を決める「女芸人No.1決定戦 THE W 2024」決勝が10日、都内で行われ、にぼしいわしが8代目女王に輝いた。忠犬立ハチ高、紺野ぶるまとの最終決戦を制した。

優勝が決まると香空にぼし(32)と伽説いわし(32)は抱き合い、ガッツポーズで歓喜した。結成12年目、2年ぶり4度目の決勝進出でつかんだ栄冠。所属事務所のないフリーのコンビとしては初の優勝となった。

予選から全て磨いてきた漫才1本で勝ちきった。終了後に会見に出席した、いわしは「漫才では勝てないと言われていたので、結果が出てうれしい」と喜び、にぼしも「控室も私たちの机だけシンプルで、衣装しかなかった。優勝できてよかったです」と笑った。

かつては事務所に所属したこともあったが「協調性がないので」と次第にフリーの道へ。この日もマネジャーはおらず「親友を連れてきました」。いわしは「売れないとフリーの意味もないので、また頑張っていかないといけない。賞金の1000万円が入ったので、これからは会社とかをつくってやりたい」と語った。

テレビ出演もほとんどなく、お笑いライブ中心の生活を送ってきた。これからもそのスタンスは変えないといい、いわしは「認知度が上がらないとライブも見に来てもらえないので、そのために賞レースは出ていました。これからは私たちはライブで食べていきたいと思っています。テレビ経験がないのでみなさんにはご迷惑をおかけすると思いますが…。(優勝経験のある)親友のオダウエダに聞きながらやっていきたい」と意気込み、今後の目標にはM-1グランプリ優勝を掲げた。

今回は過去最多903組がエントリー。審査員を務めた麒麟の川島明は、にぼしいわしについて「異論は全くないです。本当に面白かった」とたたえた。

決勝は日本テレビで生中継され、番組ではMCはフットボールアワー後藤輝基と黒田みゆアナウンサーが務めた。4組ずつ3ブロックに分けて行い、審査員6人と国民投票枠を含めた1票も加えて審査。各ブロックで勝ち残った3組で最終決戦を戦った。

大会は17年に第1回が行われ、初代王者にはゆりやんレトリィバァが輝いた。その後、第2回で阿佐ケ谷姉妹、第3回で3時のヒロイン、第4回で吉住、第5回でオダウエダ、第6回で天才ピアニスト、第7回で紅しょうがが優勝した。

今回の決勝進出者は以下の通り。

足腰げんき教室(ワタナベエンターテインメント、初進出)

エルフ(吉本興業、3年連続3度目)

おかずクラブ(吉本興業、5年ぶり2度目)

河邑ミク(松竹芸能、2年ぶり2度目)

キンタロー。(フリー、初進出)

紺野ぶるま(松竹芸能、5年ぶり4度目)

忠犬立ハチ高(グレープカンパニー、初進出)

にぼしいわし(フリー、2年ぶり4度目)

ぼる塾(吉本興業、4人体制2年連続2度目、20年大会に3人で進出)

もじゃ(ソニー・ミュージックアーティスツ、初進出)

やました(吉本興業、初進出)

レモンコマドリ(トゥインクル・コーポレーション、初進出)

※()内は所属と決勝進出回数

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