Mrs. GREEN APPLE大森元貴(28)とtimelesz菊池風磨(29)が映画「#真相をお話しします」(豊島圭介監督、25年4月25日公開)でダブル主演を務めることが9日、分かった。ともに映画初主演で、大森は映画初出演。トレンドの最先端に立つ2人の豪華タッグが実現する。
原作は23年本屋大賞にノミネートされた結城真一郎氏のミステリー小説。身近に感じるストーリーに潜む“ゆがみ”を描いた5作の短編集は、大どんでん返しの連続で「新感覚ミステリー」と話題を呼んだ。同作では、ある事件をきっかけに心を閉ざしてしまった警備員の桐山を菊池が、桐山と近しい関係となっていくひょうひょうとした謎の男、鈴木を大森が演じる。
スクリーンデビューとなる大森は、オファーに「『どうして僕?』という驚きが率直な感想でした」と回想。「最初は畑が違うなと思いためらっていましたが、脚本を拝読して力になれることがあるかもしれないと思いました」と出演を決断した背景を明かした。 菊池は大森との共演について「演技経験が少なかったそうですが、それがうそと思うくらい。胸を貸してもらえるくらいどっしりと構えてくれていた感じがすてきでした」と初タッグを喜んだ。
表現者として活躍する豊島監督も大きな期待を寄せる。慣れない芝居業に取り組んだ大森については「舌を巻きました」と絶賛。「熱く議論ができるし、さまざまなアイデアをいくつも提案してくれる。芝居はナチュラルさと狂気が共存している」と感心。これまでにも作品作りを共にしてきた菊池については「新境地を見せてくれた」と評した。「いままでにない極限状態での演技を要求したのですが、『風磨、あんな顔するんだ!』と僕すら驚くほど」と皮むけた演技に太鼓判を押した。
2人の相性も良好のようだ。大森は菊池を「優しいお兄ちゃんのようでした」と慕い「『#真相』はね、映画館でね、見ておかないと(笑い)」と今年話題となった“菊池風磨構文”でイジると、菊池も「大森くんと僕の組み合わせも、異色だと思いますし、ストーリーにも謎は多いので、この謎を解くために映画館に見に行っていただいて、『ケセラセラ』な気持ちで帰っていただきたいと思います(笑い)」と応酬。ミセスの代表曲名を応用して作品をアピールした。