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AKB48劇場がリニューアル、新公演開幕も準備はぎりぎり?「そこは変わらずAKB48だな」


AKB48が新たにリニューアルされた劇場で秋元康氏が約9年ぶりに書き下ろした新公演「ここからだ」を披露しました。19年目を迎えた秋葉原劇場のオープンと共に行われたこの公演には、16人のメンバーが参加し、元モーニング娘。の鞘師里保の振り付け曲「段帳を上げてくれ!」など、全16曲を初公開しました。新たに設置されたLEDパネルやモニターによる臨場感のある演出が観客を魅了しました。客席もリニューアルされ、特に座席数が144席から160席に増え、後方の視界も改善されています。メンバーたちは、この公演を通して東京ドーム公演という夢に向かって一歩一歩進んでいくことを決意。その熱意を込めたパフォーマンスが観客を感動させました。

リニューアルされた劇場で公演するAKB48のメンバー(撮影・千葉一成)

AKB48が8日、東京・秋葉原のAKB48劇場で、秋元康氏が約9年ぶりに書き下ろした新公演「ここからだ」公開ゲネプロと初日公演を行った。

同劇場は05年12月8日にグループ専用劇場として東京・秋葉原にオープンし、今年9月から老朽化による全面リニューアル工事を実施。オープン19周年当日となるこの日にリニューアルオープンとなった。

公演開始直前にはカウントダウンが行われ、客席の期待感はマックスに。初日メンバー16人が登場し、公演タイトルでもある「ここからだ」を決意たっぷりに歌い上げた。その後もポップな楽曲からアイドルらしいキュートな姿、クールなダンスナンバーなど幅広いパフォーマンスで客席を魅了。ステージ背景にはLEDパネルが新たに装備され、臨場感のある映像演出で公演をさらに盛りあげた。

元モーニング娘。の鞘師里保が振り付けしたダンスナンバー「段帳を上げてくれ!」など、秋元氏が書き下ろした全16曲を初披露。ゲネプロのアンコールでは、総監督の倉野尾成美(24)が「目指す夢は東京ドームのステージです」と宣言した。「まだまだ遠い夢かもしれないけど、この劇場から一歩一歩歩んでいきたいです」とまっすぐな瞳で語った。

終演後には出演メンバーの取材会が行われた。今年3月に19期研究生としてお披露目された伊藤百花(20)は「今まで先輩方とご一緒する機会があまりなかったので、本当にすごくいい経験をさせていただきました」と笑顔。「先輩方が、私の不安そうな顔を見て『何でも聞いてね』って言ってくださったり。1人1人がすごく熱い思いを持って新公演に挑まれているのがすごく伝わってきて、自分も頑張らないといけないと思いました」と話した。

「2月のMermaid」をソロで披露した18期研究生の八木愛月(19)は、「リハーサルでは先輩方が(披露中に)たくさん盛りあげてくださって、本当に優しくて。同期にも表情管理についていろいろ相談しました。マネジャーさんにもたくさん迷惑かけたりしちゃいました」と涙ながらに振り返った。「この曲を通して自分の中で何かが変わりました。八木愛月が歌う『2月のMermaid』が好きって言ってもらえる楽曲にしたいです」と宣言した。

現メンバー全員にとって初めてのオリジナル公演。これまでに新公演の開催が2度延期されていたこともあり、倉野尾は「12月までに間に合うのかなってすごく不安でした。でも全曲届いたときには『本当にもらえたんだ』ってことがすごくうれしくて、私たちの公演が本当に誕生するんだと実感しました」。

公演の振り入れは初日の約1カ月前から始まり、劇場の工事もオープン直前まで行われていたという。「初めて劇場に入ったのが12月2日で、その時もまだ作業中でした。ぎりぎりの中で準備をしているのも、そこは変わらずAKB48だなと思いました」と笑顔で話した。

同劇場の象徴ともいえる客席の「柱」にはLEDパネルを装備し、ステージ映像などが映し出される。旧劇場の柱に設置されていたパーツや周年を祝うテープはロビーの柱に移植。ステージの両端にはモニターが設置され、どこからでもメンバーのパフォーマンスを楽しむことができる。

収容人数は旧劇場と変わらず250人だが、座席数は以前の144席から160席に増加。座面や背もたれがクッション性の高い素材に変更され、チェック柄がポイントであしらわれている。客席には段差が付き、後方の席でもステージが見やすくなるよう工夫されている。

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