佐藤浩市(63)と中村ゆり(42)が、フジテレビ系の1月期連続ドラマ「119エマージェンシーコール」(来年1月13日スタート、月曜午後9時)に出演することが9日、発表された。
同作は消防局の通信指令センターを舞台に、1本の電話で命をつなぐ指令管制員(ディスパッチャー)たちを描く完全オリジナルストーリー。清野菜名(30)が主演を務める。
佐藤が演じるのは、横浜市消防局・司令課3係の主任・堂島信一。ほんのわずかな音の違いも聞き漏らさず、状況の変化に気づいて的確な指示を出すことができる、通称伝説(レジェンド)の指令管制員。佐藤が月9に出演するのは、23年10月期「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」以来。
中村が月9枠にレギュラー出演するのは「月の恋人~Moon Lovers~」以来、約14年半ぶり。今作では横浜市消防局・司令課3係の係長・高千穂一葉を演じる。個性的なメンバーをまとめるリーダーで、佐藤が演じる堂島とはかつて上司と部下だった頃からの旧知の仲という役どころだ。
佐藤は出演にあたり「僕個人の意見としてはドラマはオリジナルであるべきだと思っているので、社会がその時代その時代に抱えていること、それが色濃く反映されるものがドラマにする価値があるのではないかなと思いました」と今作の意義を捉えた。役どころについては「一人だけ昭和感がある人間がいてもいいのかなと。それが世の中で今はあまり歓迎されていないキャラクターなのかもしれませんが、昭和を生き抜いてエマージェンシーコールを聞いてきた堂島が今ここに居るということが対比として面白いのではないのかなと考えています」とコメントした。
中村は「この職業についてあまり深掘りしたことがなかったので、映像を見て勉強させていただきました。とても興味深くて、このドラマに参加できることがうれしいなと思いました」とし「たくさんの方の命を救っているこのお仕事をドラマにできるということがとてもうれしいです」とコメントを寄せた。