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性被害訴えた女優「裁定和解」で裁判終結 ハラスメントカウンセラー資格も取得「発信続けたい」


女優の大内彩加は、劇作家からの性被害を訴えていた裁判が2024年11月27日に終結したことを報告しました。大内は、裁判所が「原告の同意があったとは認め難い」と認定し、被告に不法行為責任があるとして和解を勧めました。大内は判決を望んでいましたが、上訴や名誉毀損での訴訟リスクを考えて和解を受け入れました。今後、彼女はハラスメントカウンセラーの資格を活かし、業界内のハラスメントを無くすために動く意向を示しています。

大内彩加のXから

所属劇団の劇作家からの性被害を訴えた女優大内彩加(31)が28日、SNSを更新。損害賠償を求めて22年12月に起こした裁判が終結したことを報告した。

大内はnoteで「2024年11月27日、私、大内彩加が原告の民事裁判が終結しました」と報告。「私としては、いわゆる『勝利的和解』であると受け止めています」とし「理由は、被告が私の胸部や臀部(でんぶ)を何度も触ったことに関して『劇団の主宰者と劇団員という立場の差に鑑みると、原告の真摯な同意があったとは認め難く、一定の不法行為責任が生じ得る行為であったといえる』と裁判所が判断してくれたことです」と説明した。

裁判結果は、裁判所が和解内容を決める「裁定和解」だったとのこと。自身は判決を望んでいたというが、上訴されることや反対に名誉毀損(きそん)等で訴えられる可能性も鑑み、和解の勧めを受け入れたという。「和解を勧めてくる裁判所に対して何度も『判決を望んでいる』と訴え続けましたが、判決に近い、裁定和解という形にし、自分自身を守る決断に至りました。きっと『なんで和解なんだ』と言ってくる方がいらっしゃると思いますが、裁判の仕組みをご理解いただいた上でご意見願えれば幸いです。和解は仲直りではありません。そしてあくまで裁定和解を選んだ経緯もご理解ください」とうながした。

自身の今後については「私はハラスメントカウンセラーの資格を取りました。この2年間の裁判期間並びに行為を受けていた4年間も含めて、私が経験したことを活かして、被害者、加害者を出来るだけ業界から出さないように行動、発信を続けたいと思っています」とし、関係者や支援者らに感謝の言葉を記した。

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