メンバーが殺人未遂容疑で逮捕され不起訴処分となった音楽ユニット、ツユが26日までに公式X(旧ツイッター)を更新。不祥事などによる作品への影響について言及した。
公式Xでは「作品に罪は無い」と題した長文を公開。「音楽ユニットとして事実上の崩壊以降、数々のイメージダウンに繋がる行為を自ら繰り返してしまい、本当に申し訳ありません」と謝罪するとともに「『ツユ』に限らず、あらゆる問題行動が見受けられたアーティストに対して『曲に罪は無い』『作品には罪が無い』という議論が繰り返されてきました。結論から申し上げますと、その《最終到達地点を見てみたくなったのです」と、不祥事と作品を関連付けることの是非に関する議論に言及した。
同ユニットの作品に関しては、「結果、どれだけ炎上行為を繰り返しても そのたびにYouTubeやサブスク等の再生回数は減る所か、増え続ける一方でした」とのこと。「作品に罪が有るのなら、見向きもされなくなるはずです。仮に『イメージダウン』によって、離れてしまった方が居たとしても それと同時に、先入観の無い新規の方々が根付いた事になりますし、コメントを見る限り、今後『ツユ』としての活動が望めない中で今までの作品に対して『消さないで欲しい』と懇願する方も大勢居られました」と説明した上で、「判断基準が限りなく曖昧ですが、『全体』としては『作品に罪は無い』。このように結論付けさせて頂きます」とした。
最後に「ここまで皆様を不快にさせてしまい、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪し、「『ツユ』として創り上げてきた作品に対する『情熱』に嘘偽りはございません。これからも我が子のような作品達を、末永く宜しくお願いします」と呼びかけた。
この投稿に、ファンからは「他人事かのように語ってるのが最高に気分悪い、素直に申し訳ありませんで終わればいいところを作品の罪がどうこうの話で濁してほしくなかったな」「消さないのは嬉しいんだけど複雑」「『作品に罪はない』という言葉を言うのは聴く側で、結論づけるのも聴く側なのでは」「曲は大好きだしこれからももちろん聴くんだけどどこか納得出来ないというか腑に落ちない部分が少なからず自分の中にある」と複雑なコメントも少なからず寄せられた。
ツユをめぐっては、メンバーの「ぷす」こと矢野麻也氏が5月31日に殺人未遂容疑で逮捕されたが、8月30日付で不起訴処分となった。また、今月20日には、YouTubeチャンネル登録者数100万人を達成したクリエーターに授与される「金の盾」を1年間無料で貸し出すというユニークな企画を実施すると発表し、物議をかもした。