歌手で女優の真琴つばさが、60歳の誕生日の25日、東京・丸の内のコットンクラブで「真琴つばさ 60thバースデイコンサート」を開いた。
黒のロングドレスに赤いボレロ風の衣装で登場した真琴は、オープニングで「コール・ミー」、そしてオリジナルの「ショー・ミー」を熱唱。「気が付いたら記念すべき年になっていました。“か”のつく言葉は、華麗なる年と書いて『華年(かねん)』と言います」と笑顔。赤いバースデーケーキのろうそくの火を吹き消し、会場にかけ宝塚71期生の同期も駆けつけて「愛の賛歌」「いのちの歌」などを披露。アンコールでは「恋の季節」「アタックNo.1」「太陽がくれた季節」「横須賀ストーリー」「サムライ」「想い出がいっぱい」と全18曲を歌い上げた。
1985年(昭60)に宝塚に入団。月組トップスターとして活躍、01年(平13)の退団後も歌、芝居と活動してきた。真琴は「素晴らしい仲間を持ちました。宝塚は本当に素晴らしい。人生救われました」。来年は40周年。「大人の階段を昇って、うん10年。ありがとうございます」と笑顔を見せた。
公演後に取材に応じた真琴は「本当に、この日を迎えられたのは巡り合った方々のおかげ。感謝の気持ちを少しでも伝えられれば。来年は40周年なので休んでいれない。未来が限られてくる年になったからこそ、どう生きて行くかがテーマ。八千草薫さんみたいにすてきなシワを作りたいと思っていたけど、どうも自分にはかわいい要素がない。“ハンサムなおばあちゃん”を目指します」と話した。
来年6月8日には東京・銀座のヤマハホールで40周年記念のコンサートを開く。