俳優の天海祐希(57)と石田ゆり子(55)がMCを務める、フジテレビ系のトーク番組「天海祐希・石田ゆり子のスナックあけぼの橋」が5年ぶりに放送されることが発表された。12月23日に午後11時から放送される。
同番組は天海がママ、石田がチーママをつとめる架空の「スナックあけぼの橋」に、芸能界の第一線で活躍する“お客さん”を招き、謎めいた私生活をお酒のチカラを借りて聞き出すスナックトークドキュメンタリー番組。なぜ5年もの長い間、店を閉めていたのか、そのまさかの理由が冒頭に明かされる。
番組では毎回、ずん飯尾和樹(55)が扮(ふん)する交番勤務の巡査が“道に迷ったお客さん”をお店へ連れてくるが、閉店中に警察を早期退職。ピザ職人になるための修行中とのことで、修業先の友近(51)扮(ふん)するピザ職人・西尾さんとともに新装開店となる「あけぼの橋」の最初のお客として登場する。
飯尾に変わり、お客さんをお店に案内するのは新しくあけぼの橋交番に赴任して来た島田珠代(54)。番組初登場となる島田が持ちネタを存分に生かし、フルパワーでゲストを迎え入れる姿も見逃せない。また、恒例のちくわにこだわった“チーママ特製手料理”も、もちろん登場する。
収録を終えた石田は「この番組は、台本があるようでないことが面白いところだと思いますが、大海原に放りこまれている感じです(笑い)」と振り返った。これに天海も共感を示し、「とにかくゲストの方たちに失礼のないように失礼のないようにと…。俳優さんたちだと同じ畑ということもあり、失礼があっても大目に見てくれるかなっていうところがあるんですけど、アーティストの方って本当にちゃんとしなきゃ失礼にあたる!って(笑い)」と、収録中は常に緊張感と戦っているという。石田も「聞いちゃいけないようなことを聞いた方が番組としては良いのだろうなと思いながら葛藤しています。毎回、すごい経験をしたな、と思います」と深くうなずいた。
番組の復活を望む声も根強かった。天海は「大変なんですよ、疲れちゃうから(笑い)。『次やらないんですか?』って聞かれても『まあね』って曖昧に答えていたかも…」と回想。石田も「普段、全く使わないところの頭を使うからなんです。しかもカメラは止まらないんです。ずっと撮影されて、そのあと編集されるのでオンエアで使われるところが全然わからないんです。捨て身でやるしかない状態で、それが面白いのかもしれないのですが、また修行してきます(笑い)」と“再開店”を誓った。
天海は「久しぶりで、やっぱり疲れたけどなかなか楽しかった! 私たちのポンコツぶりを見ていただいてね、ちょっと楽しんでいただければいいなと思います」。石田は「この経験をサンタさんからのプレゼントだと思って、皆さんにも楽しんでいただけたらと思います」と呼びかけた。