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関西演劇祭閉幕 アンバサダー伊原六花「これからの演劇の推し活に力が入る」


関西演劇祭2024の表彰式が大阪で開催され、劇団「エンニュイ」が最優秀作品賞MVOを受賞。イベントのアンバサダーを務める伊原六花は、イベントを通じて多くの魅力的な出会いがあり、演劇鑑賞が豊かになったとコメントしました。受賞した長谷川作品については、自由な演出と高いクオリティが絶賛されました。同イベントは2019年に新しい才能を発掘するために開始され、テーマを「ひろがる演劇祭」に変更して発展を目指しています。フェスティバル・ディレクターの板尾創路は、観客が増えることで演劇の文化が広がることに期待を寄せています。他の賞には、ベスト脚本賞を「エンニュイ」、ベスト演出賞を「fukui劇」、ベストアクター賞を福井しゅんやが受賞しました。

閉幕式に出席した伊原六花(撮影・松浦隆司)

「関西演劇祭2024」の表彰式が24日、クールジャパンパーク大阪SSホールで行われた。

最優秀作品賞のMVO(Most Valuable Opus)は、お笑いコンビ、クレオパトラの長谷川優貴が主宰する劇団「エンニュイ」が受賞した。

同イベントのアンバサダーを務める女優伊原六花(25)は「シンプルにすてきな出会いがたくさんあり、個人的にはホクホクしたお祭りでした」と感想を話した。MVOのエンニュイの長谷川作品に「すごく自由度の高い演出で、役者のみなさんの役の解像度の高さ、すべてのクオリティーが高く、みたときに、いいものをみたなと思った」と絶賛した。

ほとんどのオフの時間を演劇鑑賞にあてるという伊原は「また違う作品もみたいと思える劇団さんや素晴らしい役者さんにたくさん出会えて、これからの演劇の推し活に力が入る」と喜んだ。

同イベントは、新たな才能を関西から送り出すことを目指し、19年にスタート。個性豊かな10劇団がそれぞれ45分の作品を発表。上演後には、俳優や観客からの質問にその場で答える「ティーチイン」を行い、MVO、脚本賞など各賞を表彰する。

これまでは「つながる演劇祭」というテーマを掲げていたが、今回は「ひろがる演劇祭」というテーマにした。第1回からフェスティバル・ディレクターを担当する板尾創路(61)は「つながることはよく分かった。広がってほしいのは劇団が増えるとか、お芝居する人が増えるというのも大事ですが、観劇する人が増えると、劇団が必要となってくる。芝居をみたいなという人が増えることが大事だと思っている。来年はそっち方向にもうまくアプローチできたらな」と抱負を語った。

その他受賞者一覧 ベスト脚本賞=エンニュイ・長谷川優貴、ベスト演出賞=fukui劇・福井しゅんや、ベストアクター賞=fukui劇・大和ほなみ、審査員特別賞=劇団☆kocho、観客賞=つぼみ大改革。

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