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【紅白歌合戦】STARTO社所属アーティストのNHK紅白出場は2年連続「ゼロ」に


第75回NHK紅白歌合戦の記者会見が行われ、今年もスタート社(旧ジャニーズ事務所)所属アーティストの出場がゼロになったことが発表されました。昨年に続くこの動きは、ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川氏による性的加害問題を背景としており、NHKはスタート社への新規出演依頼を一時停止していました。しかし、先月のNHK定例会見にて、NHKはスタート社のタレント起用を再開する方針を示しましたが、依然として紅白出場者としての起用は見送られた形です。これは、タレントやスタッフと協議を重ねた結果の総合的判断によるものとされています。

第75回NHK紅白歌合戦に初出場する歌手やグループが発表される会場(撮影・千葉一成)

NHKは19日、東京・渋谷の同局で、大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」(午後7時20分)の出場者発表会見を行った。SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)からタレントマネジメント業務などを引き継いだSTARTO ENTERTAINMENT(スタート社)所属アーティストは、2年連続の出場「ゼロ」となった。

NHKは昨年9月、旧ジャニーズ事務所創業者ジャニー喜多川氏(19年死去)の性加害問題を受け、所属タレントへの新規の出演依頼を当面行わない方針を発表。同年末の紅白では、旧ジャニーズ事務所時代の第30回(79年)以来、44年ぶりに所属タレントの出場が見送られた。今年3月末をもって、既存番組への所属タレントの出演も基本的になくなっていた。

民放各局が起用を続ける中で、一貫して起用ゼロの方針を続けていたが先月16日、同局稲葉延雄会長が定例会見で、スタート社所属タレントの番組起用再開を発表した。被害者補償と再発防止取り組みなどを評価したという。「紅白歌合戦の制作に向けて判断したわけではない」としつつ「本日をもって制作現場の判断で、契約再開が可能といたします」と述べていた。

取材によると、NHK側からは複数のグループに紅白出場のオファーがあったが、スタート社側がタレントやスタッフらと協議した結果、出場には至らなかったという。同社内でもさまざまな意見があったが、総合的に判断した結果とみられる。

現在スタート社に所属しているアーティストの多くは、以前から紅白で出場者、司会などさまざまな形で活躍してきた。昨年連続出場が途切れるまで、近年は毎年5~6組の出場が続いていた。

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