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本木雅弘 あさイチで紅白の“事件”振り返る 森光子が固まり「申し訳ないと思いながら…」


俳優の本木雅弘がNHKの番組「あさイチ」に出演し、1992年の紅白歌合戦でのパフォーマンスについて語りました。その年、本木は大量のコンドームを首からぶら下げ、白い液体を中に入れた姿でステージに登場しました。このパフォーマンスは、破壊的な行動を通じて自分を追い込み再生するための挑戦であり、エイズ撲滅のメッセージを込めたものであったと説明しました。意外にもその後、NHKの音楽番組「ポップジャム」の司会に抜擢され、NHKホールに再び戻ることができたエピソードを明かしました。また、現在NHKで再放送されているドラマ「坂の上の雲」に出演し、8年ぶりの主演映画『海の沈黙』で天才画家を演じています。

本木雅弘(24年10月撮影)

NHK朝の情報番組「あさイチ」(午前8時15分)プレミアムトークに俳優本木雅弘(58)が生出演した。

本木は「NGなしのトーク」の中で、92年の紅白歌合戦の“事件”を振り返った。

92年の第43回、本木が大量のコンドームをネックレスのように首からぶら下げて出演。なかには白い液体が詰まっている手の込みようだった。

「(当時は)破壊的なことをして自分を追い込んで再生していくというところがあって、これ(紅白)なんですけど正直、この時もすでに独立してから1人でライブとかもやっていたんですけど、それも長続きはしないであろう、そこでまさかの紅白の話が来て、これも1回こっきりであろう、と思ったので、せっかくなら賭けに出て記憶に残るようなパフォーマンスができればという感じだった。スタッフにも内緒で、楽屋もみなさんと一緒じゃなくて、バンドのところに行ってこそこそ用意して、それで舞台袖に紙袋に例のものを自分のスタッフに持っていてもらって、直前で(首に)かけて、出ていくという感じだったんですね。アメリカの70年代のストリーキングですか、公衆の面前で裸で疾走するような、ある種の度胸試しというところもあってやってみた」と振り返った。賛否両論あったが、「このパフォーマンスの真意はエイズ撲滅のメッセージとしてのパフォーマンスだったということをNHKに説明して」と語った。そして「おとがめどころか、次の年から『ポップジャム』という音楽番組の司会のお仕事をいただいた。再びNHKホールに戻ってきたという。2度と戻れないと思いながら」と明かした。

紅白では「審査員で森光子さんがいらっしゃったんですけど、驚きと、困惑と、憤りと、でもそれをどういうふうに表現していいかわからないという固まり方のお姿が申し訳ないと思いながら、これでいいんだと、そのことがよみがえりました」としみじみ語った。

NHKでは本木が出演したスペシャルドラマ「坂の上の雲」が再放送されている。

また、本木は8年ぶりの主演映画「海の沈黙」名匠・倉本聰作品で天才画家を演じている。

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