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天海祐希、駄菓子は「親に『やめなさい』と言われますけど、大人買いする」


映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の「宣伝開店&完成報告」イベントが東京で開催され、主演の天海祐希が登壇しました。本作は、廣嶋玲子作・jyajya絵の児童小説を実写化した映画で、幸運な人だけが訪れることができる不思議な駄菓子屋を舞台に、願いが叶う「ふしぎ駄菓子」を巡る物語です。天海は店主・紅子役を特殊メークで演じ、「撮影は楽しく、特殊メークは大変だった」と語りました。イベントは江戸時代から続く駄菓子屋で行われ、店主の内山雅代さんも参加し、駄菓子屋の伝統ある販売スタイルを紹介しました。天海は「駄菓子屋は日本の文化を育む場所」と述べ、映画の成功を祈りました。

映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」宣伝開店&完成報告イベントで笑顔を見せる登壇者、左から番家天嵩、天海祐希、白山乃愛(撮影・宮地輝)

天海祐希(57)が12日、東京・雑司ケ谷鬼子母神堂で行われた主演映画「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」(中田秀夫監督、12月13日公開)の「宣伝開店&完成報告」イベントで、駄菓子を“大人買い”すると明かした。

「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」は、13年に刊行がスタートした作・廣嶋玲子氏、絵・jyajya氏による児童小説シリーズ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」(偕成社刊)の実写化作品。老若男女、幸運な人だけがたどり着ける、ふしぎな駄菓子屋「銭天堂」を舞台に、願いがかなう「ふしぎ駄菓子」を買った人々の経緯が描かれる。

天海は劇中で、銭天堂の店主・紅子を演じた。原作の紅子とはルックスが違うが「3時間ほどの特殊メークをしまして、ドキドキ、楽しく撮影しました」と、原作のビジュアルを再現した。「口を開けて良いと言われますけど(特殊メークは)はがれたくない。食べられなくて、やせていくのに…。ヘアメークが『どんどん。やせていく…』って。でも、誰も気付いてくれない」と笑った。

この日は、江戸時代に建立された雑司が谷鬼子母神堂内の駄菓子や「上川口屋」の店頭でイベントが行われ、10歳から店頭に立つという店主の内山雅代さんも参加した。

内山さんは「今は、駄菓子を買えるコンビニもある。うちは、このスタイルで現金。子供に計算していただくことを心がけています。ご予算は? と聞くんです」と、今もこだわる、客の子供への接し方も含めた販売方法を説明。

天海は「(駄菓子屋は)子供の頃、社交場でしたよね。小さいですけど、社会のルールを学べる。日本の文化…ドンドンなくなっているのがすごく残念。この映画とともに盛り上がって欲しい」とエールを送った。

そして「親に『やめなさい』と言われますけど、大人買いする…大きく買っていきます」と胸を張った。好きな駄菓子は「あんずと、おふ」だという。

この日は、紅子から、ものまねがうまくなる「ふしぎ駄菓子」を買った小学生・大野藍花役でスクリーンデビューを果たした白山乃愛(12)テストに出る問題が分かる「ふしぎ駄菓子」を買う水野雄太役の番家天嵩(11)も参加した。

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