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松本人志、文芸春秋との裁判取り下げ方針 性的行為強要疑惑報道から1年


ダウンタウンの松本人志が「週刊文春」による性的行為強要疑惑の報道を巡る名誉毀損訴訟を取り下げました。初めて報道が出た昨年末から約1年を経て、双方の協議の結果、訴訟は静かに幕を閉じました。松本は当初「事実無根」として裁判を通して闘う意志を見せていましたが、数か月間の交渉を経て最終的に取り下げ決断に至りました。松本は活動休止前に多くのレギュラー番組を持ち、現在は活動再開の声や報道の影響を懸念する声が交差しています。

松本人志(2022年撮影)

ダウンタウン松本人志(60)が「週刊文春」に性的行為強要疑惑を報じられ、名誉毀損(きそん)されたとして発行元の文芸春秋らに5億5000万円の損害賠償などを求めていた訴訟を取り下げる方針であることが8日、分かった。関係者によると、両者協議の上で合意し、同日に東京地裁などで手続きを済ませた。今後、両者からコメントなどを発信していくという。昨年末の報道から約1年。「事実無根なので闘いまーす」と芸能活動を休止してまで取り組んでいた裁判は、両者の出廷などにもつれ込むことなくひっそりと幕を閉じることとなった。

裁判は今年3月に東京地裁で第1回口頭弁論、6月にオンラインで非公開の弁論準備を行ったが、8月に同じくオンラインで予定されていた第2回弁論準備が前日に延期に。このあとから水面下で裁判の和解交渉が行われていたが不調に終わり、10月8日に延期分の第2回弁論準備の期日が11月11日となったことが発表されていた。

松本側代理人を務める田代政弘弁護士は延期分の期日決定後の取材で「裁判所からこの日でどうですかと期日を聞きました。そこに向けて進めるだけです」と裁判継続への意欲を口にし、和解へ向けた動きについては「否定も肯定もしません」と語っていた。

その後も和解への話し合いは続けられており、数カ月間の交渉の末、ついに松本側の訴訟取り下げという形で裁判は終結することになった。松本は活動休止前は多くのレギュラー番組を抱えており、現在、相方の浜田雅功が1人で出演を続ける番組もある。ネット上などでは復帰を待望する声、性的行為強要疑惑というイメージを問題視する声などさまざまな意見が飛び交っていた。

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