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古市憲寿氏、ワクチン議論に私見「ワクチンを拒否するひとを一方的にバッシングするのは違う」


古市憲寿氏は、新型コロナワクチンに関する見解について自身の思想をX(旧ツイッター)で述べました。彼は、公共の健康を進める動きが全体主義に近づくことがあると警鐘を鳴らし、個人の自由意志と公共の健康の最適解が時に対立する可能性を指摘しました。ワクチンを拒否する人々を頭ごなしに批判することは対話を阻害し、分断を深めるだけだと述べています。まだ説得や対話が重要である一方、その過程でのストレスを受け入れないと権威主義へと簡単に近づく危険性があることを強調しました。

古市憲寿氏のインスタグラムから

社会学者の古市憲寿氏が4日までにX(旧ツイッター)を更新。ワクチンをめぐるさまざまな見解について、私見をつづった。

古内氏は、新型コロナウイルスワクチンに関する情報などをめぐり、市長や医療関係者、弁護士らでさまざまな意見がやり取りされている流れのポストを引用。「公衆衛生を信奉する人が、無邪気に、時には得意げに全体主義に邁進していく様子を見るのは怖い。コロナ時代には散々見せられたけど。そりゃ公衆衛生には一定の合理性はある。でもそれはナチスドイツや戦後スウェーデンの優生学と紙一重。その緊張感がないと、たやすく人間が家畜扱いされる」と記した。

そして続く投稿で「ワクチンに関して言えば、僕自身は抵抗感の少ない方だと思うけど、ワクチンを拒否するひとを一方的にバッシングするのは違うと思う(もちろん打ちたいひとに打たせないのも違う)。公衆衛生の示す社会全体にとっての最適解と、個人の自由意志は時にぶつかる。個人の気持ちをたやすくないがしろにするべきじゃない。もちろん、その上で説得や対話があるのは健全。だけど頭ごなしにバッシングしたら、お互いに分断は深まるばかりでしょ。その対話にはコストもストレスもかかるけど、それをあきらめたらもう権威主義はすぐそこだからねえ」と述べた。

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