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シュワルツェネッガー、ハリス氏支持を表明 名前出さずにトランプ氏を痛烈批判


アーノルド・シュワルツェネッガーは、カマラ・ハリス副大統領を支持すると表明しました。シュワルツェネッガーは元共和党員ですが、現在の共和党の方向性に不満を抱いており、特に選挙結果を拒否する姿勢を「アメリカらしくない」と厳しく批判しました。また、国内の問題が増加する中で、前進するためにはハリス氏とワルツ氏に投票すべきと訴えています。彼は、トランプ前大統領を暗に批判し、彼の再任は国家にとって有害であると指摘しました。

アーノルド・シュワルツェネッガー(19年11月撮影)

元米カリフォルニア州知事でアクション俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー(77)が30日、11月5日に行われる米大統領選で民主党候補のカマラ・ハリス副大統領を支持すると表明した。共和党員のシュワルツェネッガーは、「私はあまり支持を表明しません。自分の意見を述べることにためらいはありませんが、政治は嫌いで、政治家を信用していません。私は有名人であるだけでなく、元共和党知事でもあるので、人々が私の意見を聞きたがっていることも理解しています」との書き出しで、長文メッセージをX(旧ツイッター)に投稿。

「正直言うと、今のところどちらの政党も好きではない。私の共和党は自由市場の素晴らしさを忘れ、財政赤字を増やし、選挙結果を拒否しました。民主党も財政赤字への対処が上手ではなく、地方政策が犯罪を増加させ、私たちの都市を傷つけるのではないかと心配しています」とコメント。その上で、「私は共和党員である前に、アメリカ人」「選挙結果を拒否するのは、アメリカらしくない行為」とつづり、ハリス副大統領と副大統領候補のワルツ氏に投票すると表明した。

国家債務や国境問題、壊れた移民制度の改革など問題はどんどん増え続け、私たちは怒りを募らせていると述べ、「ダイエットコーラを飲みながら見守る中、支持者を国会議事堂に送り込む候補者。寄付者や私のような他の富裕層を助けるが、他の誰も助けない減税以外の政策を可決する能力をまったく示していない候補者。自分と意見が合わないアメリカ人が中国、ロシア、北朝鮮よりも大きな敵だと考えている候補者。これでは私たちの問題は解決しない」と名前こそ出さなかったものの、共和党のトランプ前大統領を痛烈批判した。

トランプ氏が当選すれば「結果のない4年間のたわごとが続くだけで、ますます国民は怒り、分裂し、憎しみを募らせることになるだろう」と述べ、「このくだらないことを過去のものにし、国を前進させるためにはハリス氏とワルツ氏に投票することだ」と呼びかけた。

シュワルツェネッガーは2021年1月にも、大統領選の結果を受け入れらないトランプ氏が支持者を扇動して米連邦議会議事堂に乱入した事件を受け、「史上最悪の大統領」とトランプ氏を批判していた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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