俳優で歌手太川陽介(65)が30日、テレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜午後1時)に出演。1人息子が大学を卒業し今年から就職、ひとり暮らしを始めて妻藤吉久美子(63)と「会話がない」と嘆いた。
1981年に当時22歳で番組出演した太川のVTRを差し込んだ。映像を見た黒柳徹子(91)は「かわいいねぇ」と話した。太川は苦笑いを浮かべて「見てたらウチの息子そっくりですね。しゃべり方とか、びっくりしました。いい声してましたね。今の方が落ち着きはないし。(VTRの22歳の自分が)落ち着いてしゃべってますね。今、ボク、落ち着きないですね」と驚いた。
ここでデビュー後3枚目シングル「LuiLui」がスタジオでかけられ、サビで「ルイルイ」とのかけ声で右手で振りをする部分を再現した。黒柳が「そういうフリがついているのね」と質問すると太川は「そうなんですよ、ご存じないですよね。ベストテンには出たことなかったですから」と話し黒柳は「そうですね、残念ですね」と受け答えした。太川は「ベストテンが始まった時にはアイドルとしてこうなってるときでしたから」と右肩下がりの棒グラフを書くように右手の平を沈めていった。
黒柳が司会を務めていたTBSの歌番組「ザ・ベストテン」は1978年1月19日から1989年9月28日まで603回放送した。太川は1976年12月20日に「陽だまりの中で」で歌手デビュー。3曲目「Lui-Lui」で77年の日本レコード大賞新人賞などを受賞していたが「ザ・ベストテン」の放送前年でピークがきていたこともあって、タイミングが合わなく黒柳と共演はしていなかった。