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田代まさし氏、薬物売人に呼びかけ「来てももう買いませんよ、私」保護観察期間終了を報告


元タレントの田代まさし氏(68歳)は、保護観察期間が終了したことを自身のYoutubeチャンネルで報告した。同時に、薬物検査も陰性であったことを伝えた。田代氏は、保護観察期間中の検査が抑止力となり、もう薬物に手を出すことはないと述べ、今後も自主的に薬物検査を続け、その結果を公表する意向を示した。彼は自身の過去の依存症の経験について振り返り、保護観察期間が無駄ではなかったと強調している。また、残りの人生を前向きに捉え、Youtubeでの活動も続ける予定を語った。

田代まさし氏(2024年1月撮影)

元タレントの田代まさし氏(68)が29日までに自身のYoutubeチャンネルを更新。保護観察期間が終了したことを報告した。

田代氏は「田代まさし、皆様へご報告があります」というタイトルで27日に動画をアップ。「本日はわたくし田代まさし、皆様にご報告しなければならないことがございます。本日、10月27日をもちましてわたくし田代まさし、保護観察の期間が終わりました。これもひとえに応援してくださった皆様、周りにいる友人たち、子供たち、そういう人たちの応援の力があって今のわたくしがいる…ということをあらためて今、実感しています」と神妙な表情で、しっかりした口調で話した。

そして「合わせて皆様にご報告です。10月11日をもちまして、薬物検査も終了いたしました。すべて陰性でございます」と保護観察所での薬物検査がすでに終了していることも報告した。

田代氏は「ぶっちゃけた話、最初は2年間という保護観察期間、最初のころ、正直な話“めんどくせえな”と思っていました。“だったら半年間刑務所にいればよかった”と何度思ったことでしょう。しかし、最初のころ、週に1回の薬物検査、これが日がたつにつれ1カ月に1度になり、日を重ねていくうちに“薬物を使う”という抑止力、歯止めになっているということをすごく改めて実感いたしましたし、合わせて周りの人たちに改めて報告することによって、“使いたい”という気持ちの抑止力にもなりましたし、私にとって、この2年間は今振り返ると全然無駄ではない、私にとって素晴らしい2年間だったと思いますが、いろいろなアクシデントもありました。しかしそういうのを乗り越えて現在の私がいます」と話した。

そして「“薬をやめる”というのは大変な作業、努力だというのはやってないみなさんには伝わりずらいとは思うのですが、やった本人にとっては、やめるという難しさ、もう何回も私がしくじったのはみなさんご存じでございます。なかなかやめられないという薬物の依存症の怖さ、こういったものを身をもってずっと体験してまいりました。そうやって私、刑務所に2年、そして保護観察がその後2年間、合わせて4年、ずっと薬を使わずに今現在いるわけですが、これで終わりではございません。こないだ保護観察官のかたとも話し合いましたが“人生の通過点として考えてください。終わりではありません。これからが大変です”というお話をうかがって、私も実際“そうだな”と」と続けた。

さらに「その通過点で、だいたいのかたは“やったー!”と言って使う人が多いらしいです。あと、保護観察が終わったと同時に、売人のかたが近寄ってくることも事実だそうです。売人のかたに言っておきます。もう買いませんよ、私。もう(売りに)来ても。通過点ですから。だから私、皆様に言っておきます。毎月の保護観察所での検査はもうしなくてよくなりましたが、自主的に、ダルクという場所で毎月同じように検査をした報告を皆様にご報告したいという気持ちであるということも、ご報告させていただきます。そしてYoutubeも頑張って、楽しい、素晴らしい番組を作っていく所存でございます」などと今後も自主的な薬物検査を続け、その結果も報告していくという決意なども語った。

田代氏は19年に覚醒剤取締法違反容疑などで逮捕。20年に懲役2年6カ月(うち6カ月は保護観察付き執行猶予2年)の判決で服役。22年、SNS上の投稿で「2022年10月27日に福島刑務所を出所しました」と報告していた。

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