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58歳俳優「血なのかも…」父はテニス界開拓 その前にも…華麗な系譜が次々と明らかに


石黒賢(2021年9月撮影)

俳優石黒賢(58)が14日放送のNHK「ファミリーヒストリー」に出演し、自身のルーツについて語った。

冒頭では父修氏は日本発の戦後初のプロテニスプレーヤーであることに触れると「日本の近代化に多大な貢献をした一族の末裔でした」とナレーションで紹介された。

石黒家は400年以上の歴史で初代は戦国時代から江戸時代に入り、天下太平の世で浪人となり苦労したという。そこから加賀藩で代々出世し、江戸中期には150石の加賀藩士となったことも明かされた。

さらに賢の4代前となる高祖父、千尋は幕末の国学者として、加賀藩の藩校の教授に抜てきされた、国学は仏教や儒教が伝来するまでの日本独自の精神性などを学問で、ちょうど米国からペリーが来航する時期、外国は排斥する尊王攘夷論とつながったが、日本が鎖国に固執し、異国を追い払う国風を「甚だしき誤り」と指摘し、鎖国前の海外交易を引き合いに「日本には貿易によって国を豊かにしてきた歴史もある」と主張し、当時の国学者として、冷静な判断をしていた内容が示された。千尋の考えが日の目を見ることはなかったが、さらに日本の将来のため、養蚕に力を入れる必要性も訴えたという。

VTRを見た賢は「当たり前ですけど、知らないことばかりで。千尋さんが国学者ということは知っていたんですけど、あんな風に開国に対する考えであるということは…」としみじみ。MCの今田耕司に「いいのか悪いのか、ということを冷静に」と合いの手を入れられると「見極めている。ちゃんとベースがあるから、そういう判断ができる」と語った。

さらに、学問を学ぶだけでなく社会に役立てる,と言う石黒家の家風を指摘されると、賢は「そうなのかもしれませんね。進取の気質というのは確かにあるかもしれなくて、うちの父もあんま、慣習にとらわれないというか。自分がプロになる時も、今までテニスはアマチュアしかなかった中で、プロでやっていく、となった人なので。たぶんそこには大きな障壁があったと思うんですが、何か新しいところへ、フロンティア精神というか、そういうのは血なのかもしれませんね」と推察した。

その後も、千尋の息子の五十二が、英国留学を経て東京の神田下水を整備しコレラ流行の防止に一役買った土木技術者だったことや、その妻の壽満の遠縁に幕末の政治家、榎本武揚がいること、五十二の息子で賢の祖父の九一は電気工学の道に進み「タービン発電機の父」と呼ばれたことなど、プロテニスの道を切り開いた父以前にも、華麗な系譜があったことが次々と紹介された。

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