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高橋由美子50歳「新しい高橋由美子になってきたのかな」おとこ気見える役で新味


舞台「Silent Sky」の取材会に出席した高橋由美子(撮影・阪口孝志)

女優高橋由美子(50)が14日、大阪市のABCテレビで舞台「Silent Sky」の取材会(11月1~4日、ABCホール)に出席した。

1900年代前半の女性に研究者としての地位がなかった時代に、天文学史に残る発見をした米国の天文学者ヘンリエッタ・スワン・レヴィットの物語。米国の劇作家ローレン・ガンダーソン作で日本初演となる。高橋は、朝海ひかる演じるヘンリエッタを献身的に支える妹マーガレットを演じる。

高橋はマーガレットについて「献身的に家族を支える妹。姉が外で自分の好きなことをやっていく中で、彼女を見ながら自分は何がしたいのか。音楽に天職を見つける。ただの献身的な女性ではなく、新しい発見をして姉と共に生きていく女性」と説明した。

劇中には、ピアノを演奏しながら賛美歌を独唱するといったシーンもある。

ピアノはまったく弾けず、譜面も読めない状態から猛特訓し、「ドレミから始めたので、舞台で弾くもの以外は弾けないです。『せっかくだから』とか『2年後には』とか恐ろしいことを振ってくる人がいるんだな」と苦笑い。

歌についても「お恥ずかしいんですけど、私、そんなに歌が得意じゃない。そこまで期待されると申し訳ない気持ちでいっぱい」と謙遜した。

ただ、演出の大河内直子氏からは「甘い声は要らないので、できる限り力強く、ちょっとだけ男っぽい感じで。おじさんというかおとこ気が見えるような妹役を」とリクエストされた。

「難しいことを言われたな」と感じたが、稽古を終え、最近では「あんまりおじさんにならないように、ちょっとかわいげがあるように作らないとなと思ってます。今までの高橋由美子で妹役で見るときらきらしてカワイイ役かもしれませんが、今回は違う妹です」と笑った。

正統派アイドルと評された高橋も50歳になった。

「40代の時が1番、自分の中でやってみたい役といただける役のギャップを埋める作業があって、難しいと思う部分もあったんです。年齢が上なのに、容姿が若く見られがちというのもあって」。人には見せない苦労もあったという。

その中で、自身が“大台”だと感じるという50歳になり、同作と出会ったことは「私にとっては次のステップにつながるんじゃないか。役作りも今までなら受け入れて表現するのが多かったですけど、今回は皆でディスカッションしながら、自分の意見を聞いてもらって、相手の意見も聞いて変わるみたいなやりとりが、自分の中でできるようになった。50になって、新しい高橋由美子になってきたのかなって思います」と笑顔で語った。

東京公演は18~27日に俳優座劇場で行われる。

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