昨年7月から病気療養中で、8月末をもってフジテレビを退社した元アナウンサーの渡邊渚さん(27)が1日、インスタグラムを更新。自身の病名を公表した。
渡邊さんはショートカットの近影をアップ。「長く向き合ってきた病気の専門治療が、予定より少し早く終了しました。やっといろんなことが終わって、ホッとしています」とした上で「これまで消化器内科・皮膚科・膠原病科など、様々な科にお世話になりました。中でも、長い時間をかけて治療した原因は、【PTSD心的外傷後ストレス障害】を患っていたからです」と告白した。
インスタグラムの投稿文の最後には「※複雑性ptsdではありません。両親から虐待されたなどの事実もありません。安易な憶測によって家族への誹謗中傷が起きないよう、あえて記します」と補足している。
PTSDとは「Post Traumatic Stress Disorder」の頭文字をとったもので心的外傷後ストレス障害という。強い恐怖を伴う体験や、トラウマになる圧倒的な出来事(外傷的出来事)などを経験した後に発症する精神的な後遺症。不眠、悪夢、孤立感、情緒不安定といった精神的な症状のほか、頭痛や吐き気、ひどい場合には錯乱やうつ病を伴うケースもある。
米国の精神疾患分類基準では、こうした症状が少なくとも1カ月以上続いた場合に初めて診断される。3カ月以内に治まれば急性、それ以上続けば慢性。