NHKは1日、東京労働局から行政指導として、過労死等防止計画指導を受けたと公表した。
NHKは、経緯について「この過労死等防止計画指導とは、過去3年間で複数の長時間労働による労災認定があった際になされるもので、NHKでは2022年に認定された男性管理職の過労死=22年9月に公表済み=および、ことし3月に長時間労働により労災認定されたケース=職場復帰済=がこれにあたるものとされています」と説明。
これを受け「長時間労働の是正、過重労働による健康障害防止に向けて、上司が1人1人の状況を把握し適切な対策をとることを柱とする改善計画を、東京労働局に提出しました」とした。
NHKのコメントは以下の通り。
「行政指導を受けたことを真摯(しんし)に受け止めています。職員1人1人にしっかりと目を配り、健康確保に努め、それぞれの能力を十分に発揮して、質と生産性の高い業務を遂行することが大事であると考えています。引き続き、長時間労働に頼らない組織風土づくりや業務改革など働き方の改善にいっそう取り組んでいきます」