歌手中澤卓也(28)が30日、東京・北区の北とぴあでコンサート「演歌・歌謡曲ツアー」の東京公演を行った。
-演歌・歌謡曲、バンド、弾き語りと異なる3種類のツアーを昨年にスタートさせました。手応えはいかがですか
ツアーを3つの構成に分けるのは、最初は結構不安も大きかったんです。初めての試みでした。でも、特にこの演歌・歌謡曲ツアーに関してはすごく反応が良い。演歌・歌謡曲を聞きたいというお客さんにすごく満足してもらえる内容だったのかなと思いました。そしてやり終わった後の達成感がすごく大きかったんです。なので、今年も何の迷いもなくというか、変わらずにやろうという判断になりました。
-異なる3つのコンセプトでご自身を表現しています
バンドツアーはすごくエネルギッシュな部分があるし、今年の演歌・歌謡曲ツアーは歌手のクミコさんにナレーションをやっていただいてストーリーを持ってやっています。11月からの弾き語りツアーはお芝居のような演出をやろうと思っています。どれも「中澤卓也」なんですが、毛並みも違うし自分の挑むテンションも違う。やっていて面白いです。
-今日のライブ。前半の最後の曲が美空ひばりさんの「みだれ髪」です
初挑戦なんです。しかもワンコーラス目をアカペラでやります。美空ひばりさんの歌っていうと「自分が歌ってもいいのだろうか」っていう思いもあるし、男性のキーで、女性の心情を歌うっていう難しさもあります。そして音域がすごく広い。挑戦です。
-19曲を歌唱する中で、自身の歌が4曲。そのうち「なみだの栞」はアルバム「歩み Part1」(20年発売)の収録曲です
実はこの曲はレコーディング以来、歌ったことがなかったんです。ライブで歌うのはこの演歌・歌謡曲ツアーが初めて。ずっと応援してくれているファンの皆さんが喜ぶ曲って何かなと考えた時に、ライブでも歌ったことがないし、生で聞くことがない曲っていうのをポンって入れることで満足してもらえたらいいなっていう思いで選びました。 -10月3日が29歳誕生日です
30代って脂が乗って、一番いい時期じゃないかなと思うんです。29歳から30歳になるまでの1年間は、30代がより良くなるように、いろんなものを自分でも学んでいきたいという意欲があります。次の弾みになっていくような1年にしたいです。
-ファンにメッセージをいただけますか
今年もこれまで、バンドツアー(3~6月)、演歌・歌謡曲ツアー(8、9月)と回らせていただいています。やっぱりライブは皆さんあってこそのものだと思うし、まずは感謝です。(11月から)引き語りツアーもありますので、中澤卓也にもっと注目してもらえるとうれしいなと思います。