日本テレビは30日、都内の同局で定例会見を行った。一部報道で25年4月期放送予定のドラマ制作が中止となった件について問われ、福田博之副社長は「作品を来年4月に制作するつもりで進めていたものの見送ったという事実はございます」と認めた。
報道では、日テレでは昨年末に放送した連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが放送終了直後に急逝した件も影響しているとされていた。福田副社長は「今までも予定していたものをやめて違う作品に変更することは編成上の理由で何度もありましたので、今回何かをここで申し上げることはございません」と今回の変更理由については明言せず。「公開している通り、ドラマの制作方針に則って適切に制作作業を行っております」とした。
「セクシー田中さん」の件を受けての対応については「指針に則って完全にそれができているかというと目指している完璧には手が届いていないかもしれません。できることから取り組んでいるところ」とし、10月期ドラマではソーシャルメディアの扱い方などについての指針が書いた紙を台本に挟むなどして出演者やスタッフに周知していることなどを紹介した。