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田崎史郎氏、高市早苗総裁では「危ない」岸田首相側近の言葉紹介「自民は潰れるし日本は沈没」


高市早苗経済安保担当相(2023年7月撮影)

政治ジャーナリスト田崎史郎氏が28日放送のTBS系「情報7daysニュースキャスター」(土曜午後10時)に出演し、27日の自民党総裁選で誕生した石破茂新総裁(67)と、高市早苗経済安全保障担当相(63)が争った、決選投票の結果について分析した。

1回目の投票では高市氏がリードしていたが、決選では石破氏が215票(議員189、党員26)を獲得し、194票(議員173、党員21)の高市氏を上回った。

田崎氏は「石破さんの票が多いんですよね」と切り出すと「石破さんに行った票は、1回目で石破さん自身が獲得した票、そして小泉進次郎さんが獲得した票などが乗っていて、そして岸田派も加わって」と語りながらも「でもそれで足し算しても150票くらいなんですよ。だから40数票がなぜ動いたかなんですよ」と説明した。

「これはやっぱり高市さんにすると危ないんじゃないかと」と指摘すると「岸田さんの側近の人が言われていたんですけど『もし高市さんになったら、自民党は潰れるし、日本は沈没する』と。それは外交関係で、靖国神社に参拝すると公言されているんですね。そうすると、日中関係もおかしくなって、日韓、そして日米もおかしくなってしまう、外交面の不安」と、要因を語った。

さらに「もう1つは、衆院選挙で高市さんで勝てるのか、ということなんですよ」と2つ目の要因も提示。「高市さんは保守票はがっちり固める、コアな保守層は。でも穏健な保守、および無党派層、さらに野党の支持層というのは、高市さんだと逃げちゃうと思うんですよね。だから、総選挙で勝てないんじゃないか、総選挙の顔としてふさわしくないんじゃないか、と思った人が、おそらく50人近く、石破さんの方に入れたんだと思います」と推測した。

安住紳一郎アナウンサーから「高市さんのいわゆる右側の感じが強すぎて、怖いと感じた人がいた」と確認され、田崎氏は「そうですね」と肯定。安住アナは「高市さんのそこが、人気の理由でもあると思うんですけど」と続けると、田崎氏も「そうですね、その通りです」と応じた。

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