英国のヘンリー王子が40歳の誕生日を迎えた15日に英王室の公式SNSアカウントに投稿された祝福メッセージに添えられた写真をめぐり、隣に写る妻のメーガン妃（43）を切り取った加工写真だった可能性が浮上している。
チャールズ国王とカミラ王妃が、「40歳の誕生日おめでとう」と2021年以来3年ぶりにヘンリー王子の誕生日を祝い、確執が取り沙汰される兄ウィリアム皇太子夫妻も同じ写真を共有して誕生日を祝ったことで、「和解の兆し」と大きな話題を呼んだ。
問題となった写真は、2020年に王室を離脱した王子が2018年にメーガン妃と共にアイルランド・ダブリンを公務で訪れた際に撮影されたもの。白いシャツにグレーのジャケットを羽織った王子が、テーブルに座って笑顔を見せている。
しかし、この写真を見た王室ファンは、オリジナルの写真には妃も一緒に写っていたことに気づき、加工疑惑が浮上。意図的に妃を切り取ったのではないかという臆測がネットで広まった。
しかし、ニューヨーク・ポスト紙は情報筋の話として写真の加工疑惑を否定。「通信社から受け取ったままのフォーマットを使用した」と報じている。王室の広報担当者も英インディペンデント紙を通じて画像は加工されたものではないと否定しており、王子の単身写真も撮影されていたと伝えている。
王室では、家族の誕生日をSNSでお祝いするのが習わしになっているが、この3年ほど王子の誕生日を祝う投稿はなかった。また、今年8月4日に43歳の誕生日を迎えたメーガン妃には、祝福メッセージは寄せられていない。（ロサンゼルス＝千歳香奈子通信員）
