お笑いコンビ、メッセンジャー黒田有（54）が17日、大阪市のテレビで大阪で行われた秋の番組改編会見に出席し、10月5日スタートの新番組「大阪おっさんぽ」（土曜午後6時58分＝関西ローカル）をアピールした。
同番組は“おっさん”3人が大阪の街を散歩し、おっさんのフィルターを通し大阪の街の魅力を再発見するというもの。これまで特番で2回放送され好評を博し、レギュラー化。同局にとって「たかじんNOマネーGOLD」以来、11年ぶりの自社制作ゴールデン帯レギュラー番組となる。
黒田は初回特番放送時、「中身のある番組じゃない。テレビ大阪はファミリーコアを完全に離した」と主張していたが、レギュラー化が決まり、「ファミリーコアは戻ってこない。そうなれば、おっさんで固めようと。安易ながら斬新。おっさんのギャップを見て楽しんでもらいたい。全力投球でやらしていただく」。
方針転換と思いきや、「何をもって全力というのか」と基本姿勢は変わらず。「おっさんが楽しんでる画って滑稽なんですよ。カメラを忘れて起こったことを言いながら歩きたい。視聴率は考えてない」。ただただロケを楽しむつもりだ。
大阪のおっさんの魅力についても「ないですよ」ときっぱり。「東京と比べると大阪のおっさんは3倍汚い」とけちょんけちょんに毒づいたが…。
「でも、独特の哀愁がある。そこを突きたい。主婦目線って言葉もあるけど、定義に当てはまらない大阪のおっさんらしい部分を見てほしい。家庭や会社で“大阪のおっさん”を出すと、パワハラに引っかかりますから、せめてこの『おっさんぽ』だけは除外してやりたい」と意気込んだ。
記念すべきレギュラー放送初回は、俳優的場浩司と元大阪市長の橋下徹氏と十三をめぐる。
今後は黒田の地元・東大阪をめぐる可能性もあるが、「地元に行くとまだ借金返してないとこもあるんで、実家の近所は避けていただきたい」とニヤリ。
一緒に街ブラしたい人については「絡んだことない人とロケがしたいんですよ」。特番で共演した俳優寺島進と気が合ったこともあり、「ちゃきちゃきの江戸っ子と大阪って気が合う。そういう人がいいですね。後は、どうなるか分からんおっさん。『憂歌団』の木村充揮さんとかいいですね」と思い描いた。
最近は同番組や天神祭の生中継番組のMCを務めるなど、テレビ大阪から重宝されている。
「ギャラもウハウハか？」と聞かれると「テレビ大阪というのはお金の話をすると…。ギャラのことは聞いてません。吉本がどういうやりとりをしてるのかは知りませんが」とけむに巻いていた。
