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佐野慈紀氏、右腕切断手術の経緯を明かす「死ぬことへの恐怖の方が大きくて」


佐野慈紀氏(2014年10月撮影)

近鉄や中日などで投手として活躍し、感染症の悪化で5月1日に右腕の切断手術を行った佐野慈紀氏(56)が16日、文化放送「くにまる食堂」(月~金曜午前9時)にゲスト出演。切断手術の経緯を明かした。

腕の切断前、昨年4月には右足中指の感染が発覚。さらにその後も右手の指2本も切断した。「正直ショックでした。指がなくなるのは」と話したが「てんびんにかけられたのは命だったので、死ぬことへの恐怖の方が大きくて。それを回避出来るのであればと思いました」と振り返った。

感染に気付いた発端はかさぶただという。「1週間かからないうちに、1本の指に膿みがたまって。洗浄しても2、3日で中まで膿んでくる。その繰り返しで洗浄してもどんどん広がっていった。人食いバクテリアと同じ。感染はいつどこに飛び火するかわからないと言われたけど、利き手の指がなくなるのは腕よりもショックだった」と明かした。

佐野氏はつらい治療に「見えっぱりで強がりなので我慢していたけど、麻酔も効かないので、お医者さんの『強いですね』という言葉を頼りにしていた」といい、右腕の切断に「腕を切ると言われたときは痛みがなくなるのであればとホッとした」と気丈に話した。

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