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「何を言おうが続投」読売テレビ解説委員、斎藤元彦知事に失望感「政治家としての判断聞きたかった」


高岡達之解説委員(06年10月)

読売テレビ特別解説委員の高岡達之氏が9日、同局の情報番組「かんさい情報ネットten.」に生出演。疑惑告発文書問題で批判が高まる斎藤元彦兵庫県知事に失望の色をにじませた。

日本維新の会はこの日、斎藤氏の辞職と出直し選挙を求める申し入れ書を服部洋平副知事に提出した。県議会最大会派自民党など他の全会派は12日に辞職要求する予定だが、斎藤氏は「重く真摯(しんし)に受け止めている」としつつ、「引き続き、県民の皆さま、この問題に不安を持っている方に説明していくのが責務」ときっぱり。

続けて、9月議会の開幕を控え、「来年度予算に向けて、どういう施策をやっていくのかという議論も精力的にしました。大事なのは県としては県民の皆さんの生活、安心安全な社会を作る、さらには元気な兵庫県を作っていくための予算、施策を県庁職員とずっと議論してます。これからもずっとやって、来年度予算に向けた議論を加速していくのが私の大きな役割」と自身の仕事っぷりを強調しながら、続投を表明した。

高岡氏は「重く真摯(しんし)に受け止めて、その先はないわけですから」と言いながら、画面に映るテロップを指さし「出てる通りです。続投です。何を言おうが続投をするんだと。それはそれで斎藤さんには支持者もいらっしゃるでしょうから、1つの見識だとは思いますが、ただ、会見の最後にもいろんな施策を並べておられましたけれども、大変申し訳ないですが、それは兵庫県知事おひとりで進むことではないとあえて申し上げたい」と皮肉った。

その上で、各党の代表戦が行われている現状を踏まえ、「中央省庁、東京の政治との関わりも今後問われてくる。今まで自分が手がけてきたから、そのままやりたいという思いは理解できるが、その先の判断をするのが政治家ではないだろうか。私は別にどういう風にしてくださいという思いでしゃべっているのではない。政治家としての判断を聞きたかった」と斎藤氏の態度に失望感をにじませた。

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